広島大学ダイバーシティ&インクルージョン推進機構特別支援教育実践センター

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特別支援教育実践センターとは?

事業内容

 特別支援教育実践センターは,特別支援教育についての基礎的・実践的な研究や教材開発を行うことや,教育相談・臨床,特別支援教育を専攻する学生への臨床指導,現職教員などへの研修を行うこと,そして関係機関と連携しながら地域の教育・福祉に貢献することを目的として設置されています。特別支援教育実践センターでは,センターの教員と特別支援教育学領域の教員とが連携して,教育相談・臨床や研究,現職教員や保護者向けの研修や講演会,障害のある子どもたちのための教材開発を行うことによって,学校や地域に貢献することを目指しています。
 センターでは現在,「教育相談・臨床」「研究」「研修」「地域貢献」の4つの領域にわたる事業を展開しています。 次の4つの事業を行っています。

教育相談・臨床

教育相談

 教育相談の対象となっている幼児・児童・生徒などの教育判定・評価を行うとともに,保護者や学級担任などを対象とした面接や電話による相談も行っています。教育判定・評価については,特別支援教育実践センターや特別支援教育学領域の教員(センターのスタッフ)と研修相談員(特別支援教育を専攻する大学生・大学院学生ら)がチームを組み,心理,運動,コミュニケーション・言語,聴覚,視覚などの検査によって判定・評価を行います。その結果と,幼児・児童・生徒などやその保護者のニーズに基づいて,適切な教育的支援のあり方を検討します。その他にも,日頃の子育てや教育的支援での悩みや心配ごとについての相談を受け付け,その問題解決の糸口をみつけていくための支援を行います。また,障害のある幼児・児童・生徒などの環境整備に関するアドバイスや,他の医療・教育・療育機関への紹介なども行っています。

教育臨床

 教育相談の教育判定・評価の結果,そして幼児・児童・生徒などとその保護者のニーズを総合的に判断し,適切な教育的支援を実施します。センターのスタッフは,自ら教育臨床を行うだけでなく,研修相談員の臨床指導も行います。研修相談員は,障害のある幼児・児童・生徒などの検査・評価,そして個別指導計画の作成や臨床方法を学ぶことにより,卒業・修了時に特別支援教育分野の知識と教育臨床実践力とを身につけた教育者になることを目指します。

研 究

 主として特別支援教育分野に関する実践的研究を行います。その成果は,センターが毎年刊行する「特別支援教育実践センター研究紀要」や特別支援教育分野の学会誌への投稿,そして学会発表により広く伝えていきます。また,広島大学附属学校園や公立学校などとも連携し,教育実践に関する総合的な共同研究を行います。
 また,幼児・児童・生徒1人ひとりの障害状況やニーズに合わせた教材・教具の開発を行います。また,特別支援学校や特別支援学級,通級指導教室で使用されている教材・教具の資料収集を行います。

研 修

 特別支援教育で指導的な立場にある特別支援教育コーディネーターなどの教師,特別支援教育分野やその関連分野で活躍する研究者や臨床家などを招き,教師や研究者,関連分野に携わる臨床家,そして保護者を対象としたセミナーや講演会を行っています。

地域貢献

 広島県内の教育委員会と連携して,大学生ボランティアを小・中学校に派遣する「特別支援教育学生サポーター派遣事業」や,広島県内における出張教育相談会などを行っています。

沿 革

平成 7年4月広島大学学校教育学部附属障害児教育実践センター設置

平成12年4月広島大学教育学部附属障害児教育実践センターとなる

平成13年4月広島大学大学院教育学研究科附属障害児教育実践センターとなる

平成20年4月広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センターとなる

令和2年4月広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センターとなる

令和5年4月広島大学ダイバーシティ&インクルージョン推進機構特別支援教育実践センターとなる(現在に至る)

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