広島大学ダイバーシティ&インクルージョン推進機構特別支援教育実践センター

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活動報告

 本センターは,特別支援教育分野に関する基礎的・実践的研究を推進するとともに,教育相談や研修活動等を通じて地域社会に貢献することを目的としています。このページでは,本センターが実施している教育相談・臨床活動,研修活動,研究活動および地域貢献活動について報告しています。なお,2009年3月に発行した研究紀要第7号より,従来の年度ごとではなく,年ごとの事業報告を行うこととしました。そのため,ここでは平成20年の事業報告を掲載しており,平成19年度事業の内容の一部が,重複して掲載されていることをご理解ください。

令和4(2022)年 活動報告

表1 令和4年 教育相談・臨床活動のべ人数

障害カテゴリー 対面 対面以外(オンライン・電話)
視覚障害    19    16
聴覚障害     7     1
知的障害    31     2
肢体不自由     6     0
言語障害    73    20
発達障害   207   155
合 計   343   194

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第20号を発行した。受理された原稿は、原著論文4編、実践研究5編、資料1編であった。
(2)
広島大学教育ヴィジョン研究センター(Educational Vision research Institute: EVRI)や広島市立広島みらい創生高等学校、広島市立井口中学校、広島市立皆実中学校、広島大学附属東雲中学校と連携し、公益財団法人日本生命財団助成による「学びのユニバーサルデザインに基づく日本型インクルーシブ教育システムのロールモデルの開発」を実施した。
(3)
文部科学省「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」に採択され、VRによる教材開発等を広島県教育委員会、広島県教育センター、広島県内特別支援学校と共に実施した。
(4)
文部科学省「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究」事業を受託し、広島大学図書館と協力して、センターの利用者をはじめ、全国208名の利用者に文字・画像付き音声教材(UD-Book)を累計654点(143タイトル)出荷し(令和4年11月30日現在)、利用状況を調査した。(令和元年度より受託)
(5)
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課が実施する、「ICT を活用した自立活動の効果的な指導の在り方の調査研究」事業を受託し、東広島市立西条小学校及び広島県立黒瀬特別支援学校の協力を得て、年間を通じて定期的に遠隔指導・遠隔授業研究を実施した。(令和3年度より受託)
(6)
文部科学省「ICT を活用した障害のある児童生徒等に対する指導の充実事業」を受託し、UD-Book規格を開発し、オンラインでの利用を可能にするシステム「広大 UD 学習支援システム」を構築した。広島中央特別支援学校、福井県立福井盲学校、宮崎県立明星視覚支援学校、広島市立段原小学校、広島市立早稲田中学校と連携して教材の配信を行った。また、東広島市教育委員会と連携して副読本「わたしたちの東広島」を配信した。
(7)
教師教育デザイン学プログラムの教員の協力を得て、広島大学が実施する履修証明プログラム「特別支援教育担当教員育成プログラム(基礎コース)」を4科目開設し、14名の受講登録があった。(令和3年 度より実施)
(8)
附属東雲小・中学校と連携し、共同研究「小学校・中学校知的障害特別支援学級における自分や他者を大切にする資質・能力を育む授業プログラムの開発」を実施した。
(9)
広島県立西条特別支援学校との共同研究(ICT機器活用に関する研究)を行った。

研修活動・地域貢献活動

学生対象の行事
(1)
本センターと特別支援教育学領域が共同し、令和4年4月16日(土)に、広島大学にて新入生オリエンテーション領域行事を実施した。参加者は、外部講師として4名の現職教員、学部1年次生26名、2年次生9名、4年次生3名、大学院博士課程前期学生2名、大学院博士課程後期学生2名、特別専攻科学生11名、教員7名の計64名であった。
(2)
附属東雲中学校の特別支援学級に在籍する生徒の職場体験学習を受け入れた。本事業に参加した学生は7名で、生徒が行う作業の補助等を行った。
(3)
本センターと特別支援教育学領域が共同し、令和4年7月9日(土)に「就職指導講話」を開催した。参加者は、外部講師2名、学部学生27名(3年次生26名、4年次生1名)、特別専攻科学生9名、特別支援教育学領域教員2名の合計40名であった。
講習・講演
(1)
EVRI が実施する「日本国広島大学と中国長春大学との共同教育プログラム」に、「障害乳幼児の理解」(16コマ)、「障害乳幼児の指導」(16コマ)の授業を提供した。
(2)
令和4年度免許法認定講習会(教育委員会主催)を広島県及び県外(山口、鳥取、岡山、香川、徳島、愛媛)で実施した。
(3)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会・校内研修会、県外特別支援学校(岡山、鳥取、和歌山)における校内研修会等で指導助言や講演を行った。
(4)
広島県および県外(愛媛)の小中学校5校における校内研修会で指導助言や講演を行った。
(5)
中島平和財団 International Seminar on Inclusive Education 2022(ブータン・スリランカ)にて講演を行った。
(6)
12th International Conference on Special Education in South East Asia Region にて基調講演を行った。
(7)
インドネシア教育省 インクルーシブ教育研修会にて2回基調講演を行った。
(8)
The 14th International Conference on Education Techn オンライン ogy and Computers 招待講演
(9)
全国公立学校難聴 ・ 言語障害教育研究協議会にて記念基調講演を行った。
(10)
北海道教育大学 英語小中連携フォーラムにてシンポジストとして参加した。
(11)
中国オージオロジー研究協議会冬季研究会にて講演を行った。
(12)
広島県作業療法士会研修会にて基調講演を行った。  
(13)
長崎県言語聴覚士会にて基調講演を行った。  
(14)
東京都公立学校難聴 ・ 言語障害教育研究協議会にて基調講演を行った。  
(15)
愛知県肢体不自由教育研究会にて講演を行った。  
(16)
岩手県高等学校教育研究会(特別支援学校教育部会)にて講演を行った。  
(17)
その他、教育委員会や教育センター等で研修会の講師を担当した。内容は次のとおり。   
・ 岡山県小学校教育研究会 特別活動部会
・ 東広島市中学校教頭会第5回研修会「ICT活用に関する研修」
・ 島根県教育委員会 通級指導教室担当者研修 2回
・ 徳島県教育委員会 特別支援教育研修
・ 東広島市教育委員会 特別支援教育研修
・ 東広島市教育委員会 令和4年度第2回特別支援教育担当者等研修会「ICT活用に関する研修」
・ 広島市教育センター 専門研修講座
・ 新潟県教育センター オンライン研修「障害のある子どもの学びを広げるICT活用講座(視覚障害)」
・ 徳島県立総合教育センター オンライン研修「特別支援教育におけるICTの活用について」
・ 鳥取県教育センター オンライン研修「児童生徒の困難さを改善・克服するためのICT 活用」
・ 群馬県総合教育センター オンライン研修 発達障害児学習支援研修講座
  「発達障害のある子供のICTを活用した学習支援」
・ 島根県立教育センター オンライン研修「ICT 等を活用した障がいのある児童生徒の指導・支援」
研修会、シンポジウム、ワークショップ等の開催
(1)
ST・ことばの教室教員を対象とした吃音臨床講習会を計5回開催した。
(2)
第63回~ 85回特別支援教育 ICT 活用研修会をオンラインで開催し、のべ1,163名の参加があった。
他機関との共催事業
(1)
キャリア発達支援研究会「設立10周年記念大会」を開催した。
(2)
科学へジャンプイン岡山2022(科学へジャンプ中四国地区実行委員会)を開催した。
学校等への訪問、相談活動等
(1)
出張相談活動・指導助言の実施
広島県内教育委員会(広島市を除く)によるLD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として、のべ6校訪問し、小学校・中学校・高等学校教員、保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員専門家巡回相談事業の巡回相談員として、のべ5校を訪問し、小学校と中学校教員に対する研修、助言を行った。
広島県内の小学校及び中学校3校を訪問し、のべ7回指導助言を行った。  
(2)
広島県内の小中学校5校、県外(北海道)の小学校1校への遠隔指導をのべ34回行った。
(3)
広島県内特別支援学校において学校運営協議会委員(広島南、広島、西条、尾道、広島西)を担当した。
(4)
放課後等デイサービスに対する遠隔指導をのべ33回行った。
学生派遣等
(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業を実施した。本事業に参加した学生数は17名で、東広島市内12校の小・中学校に派遣した。派遣については、事前指導(発達障害児等への指導等について)を行った。
(2)
広島大学附属三原幼稚園において、学生1名が6ヵ月間に渡り、保育サポーターとして活動した。
(3)
中国長春大学、米国セントクラウド州立大学とe-START プログラムを実施し、本学9名、長春大学15名、セントクラウド州立大学6名の学生が、インクルーシブ教育や障害者の権利条約、持続可能な教育の在り方について意見交流を行った。
国立特別支援教育総合研究所との連携
(1)
令和4年度学長裁量経費の支援を受け、本学内に西日本ブランチ広島オフィス設置に係る整備費及び教育研究推進員1名の雇用にかかる人件費に充当した。
(2)
国立特別支援教育総合研究所 令和3~4年度障害種別特定研究「知的障害教育における授業づくりと学習評価に関する研究」において、所外研究協力者として研究協議会等で知見を提供した。また、同研究を補完するテーマで委託研究を受託し、研究協力者との研究協議等に基づき報告書を作成した。
(3)
国立特別支援教育総合研究所の研修講座の講師を2回担当した。
(4)
特別支援教育総合研究所の研修事業に関連し、令和4年度第三期特別支援教育専門研修(発達障害・情緒障害・言語障害コース)第2回研修事業企画会議に参加し、助言を行った。
その他
(1)
教育相談を利用している中学生が CIEC 春季カンファレンスにおいて「感覚情報処理障害(SPD)があっても学びたい」という論文を発表しU-18優秀賞を受賞した。

令和3(2021)年 活動報告

表1 令和3年 教育相談・臨床活動のべ人数

障害カテゴリー 対面 対面以外(オンライン・電話)
視覚障害    45    66
聴覚障害    14    0
知的障害    25    3
肢体不自由    2    1
言語障害    36    23
発達障害   151   280
重複等    0    28
合 計   273   401

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第19号を発行した。受理された原稿は、原著論文5編、実践研究6編、資料3編であった。
(2)
広島大学教育ヴィジョン研究センター(Educational Vision research Institute: EVRI)や広島市立広島みらい創生高等学校、広島市立井口中学校、広島市立皆実中学校、広島大学附属東雲中学校と連携し、公益財団法人日本生命財団助成による「学びのユニバーサルデザインに基づく日本型インクルーシブ教育システムのロールモデルの開発」を実施した。
(3)
文部科学省「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」に採択され、VRによる教材開発等を広島県教育委員会、広島県教育センター、広島県内特別支援学校と共に実施した。
(4)
文部科学省初等中等教育局教科書課が実施する、「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究」事業を受託し、広島大学図書館と協力して、センターの利用者をはじめ、全国228名の利用者に文字・画像付き音声教材(e-Pat)を累計2,545点(385タイトル)出荷し、利用状況を調査した。
(5)
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課が実施する、「ICTを活用した自立活動の効果的な指導の在り方の調査研究」事業を受託し、東広島市立西条小学校及び広島県立黒瀬特別支援学校の協力を得て、年間を通じて定期的に遠隔指導・遠隔授業研究を実施した。
(6)
文部科学省初等中等教育局特別支援教育課が実施する、「ICTを活用した障害のある児童生徒等に対する指導の充実事業」を受託し、UD-book規格を開発し、聴覚障害者用文部科学省著作教科書のデジタライゼーションを実施し、小学1年から中学生までの著作教科書7冊をデジタル化した。
(7)
広島大学が実施する履修証明プログラム「特別支援教育担当教員育成プログラム(基礎コース)」を教師教育デザイン学プログラムの教員の協力を得て、4つの科目を開設し、19名の受講登録があった。
(8)
附属東雲小・中学校と連携し、共同研究「小学校・中学校知的障害特別支援学級における自分や他者を大切にする資質・能力を育む授業プログラムの開発」を実施した。
(9)
米国ミネソタ大学・ウィスコンシン大学が日本の米国大使館の資金により実施する日米パートナーシップ研究「障害者のための意義ある雇用の創出」の研究分担者として参加し、日本側の参加者の調整や日本の特別支援学校のキャリア教育・職業教育の現状と課題等の知見を提供した。
(10)
広島県立西条特別支援学校との共同研究(ICT機器活用に関する研究)を行った。

研修活動・地域貢献活動

学生対象の行事
(1)
本センターと特別支援教育学領域が共同し、令和3年4月17日(土)に、広島大学にて新入生オリエンテーション領域行事を実施した。参加者は、外部講師として4名の現職教員,学部1年次生25名、3年次生28名(講話参加および実行委員)、大学院博士課程前期学生7名、特別専攻科学生16名、教員9名の計89名であった。
(2)
本センターと特別支援教育学領域が共同し、令和3年7月10日(土)に「就職指導講話」を開催した。参加者は、外部講師1名、学部学生26名(3年次生25名、4年次生1名)、特別専攻科学生11名、特別支援教育実践センターおよび特別支援教育学領域教員6名の合計44名であった。
(3)
附属東雲中学校の特別支援学級に在籍する生徒の職場体験学習を受け入れた。本事業に参加した学生は7名で、生徒が行う作業の補助等を行った。
講習・講演
(1)
令和3年度免許状更新講習を本学で開催し、特別支援教育の各講座を担当した。
(2)
令和3年度免許法認定講習会(教育委員会主催)を広島県及び県外(岡山、島根、徳島、愛媛)で実施した。
(3)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会・校内研修会、県外特別支援学校(岡山、和歌山、新潟、福井、宮崎、茨城)における校内研修会等で指導助言や講演を行った。
(4)
中華人民共和国南沙啓慧学校校内研修会(参加者30名)
(5)
タンジュンプラ大学(インドネシア共和国)特別講演
(6)
インドネシア共和国幼稚園協会研修
(7)
東京都弱視教育研究会
(8)
東北聾教育研究会小学部研究会
(9)
各県・市教育センター(広島県、広島市、福岡、宮崎、島根、北九州)における研修の講師を務めた。
(10)
その他、県内外で研修会の講師を担当した。内容は次のとおり。
・ 広島市家庭未来局 研修会
・ 石川県 視覚障害者向けiPhone研修
・ 高知県 ICT活用に関する研修会
・ 新潟県 令和3年度障害に応じたICT活用研修
・ 石川県 教育課題研修(障害特性に応じた授業づくり)
・ 視覚障害のある大学進学者を対象にした研修会
・ NPO法人弱視の子どもたちに絵本を主催WEB講演会「弱視の子どもが育つ学びの環境つくり」
・ 山口県教育庁特別支援教育推進室主催 第2回弱視特別支援学級担当者等講習会
・ 広島市教育委員会管理職研修
・ 広島県立広高等学校 出前授業 参加者数32名
・ 大阪医科薬科大学LDセンターWEB講演会
・ 特別支援教育士資格更新必修研修会
・ 日本言語聴覚士会全国研修会
・ 独立行政法人日本学生支援機構研修会
・ 広島県立障害者療育支援センター研修会
・ 広島県S.E.N.S.(特別支援教育士)の会研修会
・ 東京都町田市通級指導研修会
研修会、シンポジウム、ワークショップ等の開催
(1)
ST・ことばの教室教員を対象とした吃音臨床講習会を計6回開催した。
(2)
第40回~61回 特別支援教育ICT活用研修会をオンラインで開催した。
(3)
第10回視覚障害教育ICT活用研修会を開催した。
他機関との共催事業
(1)
キャリア発達支援研究会中国・四国支部第2回学習会(参加者50名)を開催した。
(2)
キャリア発達支援研究会第9回年次大会(広島大会)(150名)を開催した。
(3)
厦門市特別支援学校・特殊教育資源センターが主催する「中華人民共和国福建省厦門市特別支援学校・特殊教育資源センター研修会(参加者80名)」の開催に協力し、日本の特別支援学校教育関係者の実践報告の調整と日本の特別支援学校のキャリア教育・職業教育の概要を講義した。
(4)
科学へジャンプイン広島2021(科学へジャンプ中四国地区実行委員会)を開催した。
学校等への訪問、相談活動等
(1)
出張相談活動・指導助言の実施
広島県内教育委員会(広島市を除く)によるLD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として、のべ6校訪問し、小学校・中学校・高等学校教員、保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として、のべ4校訪問し、小学校と中学校教員に対する助言を行った。
広島県内の小学校16校及び中学校1校を訪問し、のべ24回指導助言を行った。
(2)
広島県内特別支援学校において学校運営協議会委員(広島中央、広島南、広島、西条、尾道、尾道しまなみ分校、広島西、廿日市、呉、呉南)を担当した。
(3)
放課後等デイサービスに対する遠隔指導を行った。(のべ14回)
学生派遣等
(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業を実施した。本事業に参加した学生数は14名で、東広島市内10校の小・中学校に派遣した。派遣については、事前指導(発達障害児への指導等について)を行った。
(2)
中国長春大学、米国セントクラウド州立大学とe-STARTプログラムを実施し、本学8名、長春大学10名、セントクラウド州立大学10名の学生が、インクルーシブ教育や障害者の権利条約、持続可能な教育の在り方について意見交流を行った。
国立特別支援教育総合研究所との連携
(1)
本学と独立行政法人国立特別支援教育総合研究所が包括協定を締結した。今後、研究や教員研修に関する交流に努めたい。
(2)
令和3年度学長裁量経費の支援を受け、本学内に西日本ブランチ広島オフィス設置に係る整備費及び教育研究推進員1名の雇用にかかる人件費に充当した。
(3)
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所と本学が共催で、令和3年度特別支援教育推進セミナー「インクルーシブ教育システムの推進-切れ目ない支援の構築の視点から- (中国ブロック)」を開催した。
(4)
国立特別支援教育総合研究所 令和3~4年度 障害種別特定研究「知的障害教育における授業づくりと学習評価に関する研究」において、所外研究協力者として研究協議会等で知見を提供した。また、同研究を補完するテーマで委託研究を受託し、研究協力者との研究協議等に基づき報告書を作成した。
(5)
国立特別支援教育総合研究所の研修講座の講師を2回担当した。
その他
(1)
教育相談に参加していた小学生が学会論文U-18特別賞を受賞し、その記事が中国新聞2021年6月26日(土)地域欄(呉・東広島)に掲載された。

令和2(2020)年 活動報告

表1 令和2年 教育相談・臨床活動のべ人数

障害カテゴリー のべ件数 うち対面以外
視覚障害    38    1
聴覚障害    17    6
知的障害    44    0
肢体不自由    5    0
言語障害    70    38
発達障害   308   108
その他    1    1
合 計   483   154
(オンライン152)

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第18号を発行した。受理された原稿は、原著論文4編、実践研究4編、資料3編であった。
(2)
広島大学教育ヴィジョン研究センター(Educational Vision research Institute: EVRI)や広島市立広島みらい創生高等学校、広島市立井口中学校、広島大学附属東雲中学校と連携し、公益財団法人日本生命財団助成による「学びのユニバーサルデザインに基づく日本型インクルーシブ教育システムのロールモデルの開発」を実施した。
(3)
文部科学省初等中等教育局教科書課が実施する、令和2年度「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究」事業を受託し、広島大学図書館と協力して、センターの利用者をはじめ、全国180名の利用者に文字・画像付き音声教材(e-Pat)を出荷し、利用状況を調査した。

研修活動・地域貢献活動

学生対象の行事
(1)
本センターと特別支援教育学領域が共同し、令和2年7月11日(土)に「就職指導講話」を開催した。 参加者は、外部講師1名、学部学生26名(3年次生25 名、4年次生1名)、特別専攻科学生21名、特別支援教育実践センターおよび特別支援教育学領域教員8名 の合計55名であった。
講習・講演
(1)
令和2年度免許状更新講習を広島大学で開催した。特別支援教育学領域では6講座を開講した。
(2)
令和2年度免許法認定講習(教育委員会主催)を鳥取県、徳島県、岡山県、山口県、愛媛県で実施した。
(3)
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所免許法認定通信教育を担当した。
(4)
愛媛大学免許法認定講習通信教育を担当した。
(5)
国立特別支援教育総合研究所の研修講座の講師を1回担当した。
(6)
広島県外の教育センター(島根県・長野県)で講演を行った。
(7)
「ST・ことばの教室教員向け吃音臨床講習会」を計4回開催した。
(8)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会・校内研修会、県外特別支援学校(新潟県、岡山県、 島根県、宮崎県)における校内研修等で指導助言や講演を行った。
研修会・シンポジウム・ワークショップの開催
(1)
「第9回視覚障害教育 ICT 活用研修会」をオンラインで実施し、全国から104名の参加があった(令和2年12月27・28日)。
(2)
「第14回~第39回特別支援教育 ICT 活用研修会 (ぱんだ塾)」を広島市ビッグフロントおよびオンラインで開催し、のべ1,044名の参加があった。
各種研修会(他機関主催)での講師担当
(1)
広島市こども未来局こども・家庭支援課主催 「保護者向けタブレット型 PC 研修」(令和2年9月2日・9月16日:広島市東区地域福祉センター)
(2)
大阪医科大学 LD センターにてオンライン研修会を実施した(令和2年11月)。研究アドバイザーとして、LD センター職員へのタブレット端末を使った学習支援に関する助言、来所児へのタブレット端末を 使った学習支援に関する指導を実施した(令和2年3月27日)。  
(3)
広島自閉症治療教育研究会との共催で ICT 活用研修会を開催した(令和2年10月3日)。
学校への訪問・相談等
(1)
出張相談活動の実施
広島県内教育委員会(広島市を除く)による LD 等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として、計3校訪問し、小学校・中学校・高等学校 教員、保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会 LD 等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として、のべ5校訪問し、小学校と中学校教員に対する助言を行った。
広島県内の小学校および特別支援学校にて出張教育相談を計2回実施(自立活動、個別ケース相談等)した。
(2)
小学校4校(広島市立古市小学校・本川小学校・東広島市立西条小学校・庄原市立庄原小学校)、 特別支援学校1校(広島県立尾道特別支援学校しまなみ分校)を訪問し、ICT 等を活用した授業作りに関する指導助言を行った。
(3)
学校運営協議会委員(広島中央、広島南、尾道、 尾道しまなみ分校、広島、福山、西条、広島西、廿日市、呉、黒瀬、呉南 12校(分校1校含む))を担当した。
学生派遣等
(1)
広島県立教育センター専門研修講座への協力(1件)を行った。
(2)
特別支援教育学生サポーター派遣事業を実施した。本事業に参加した学生数は8名で、東広島市内5校の小・中学校に派遣した。派遣については、事前指導(発達障害児への指導等について)を行った。
(3)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣を実施した。
(4)
中国長春大学、米国セントクラウド州立大学とe-START+ プログラムを実施し、本学12名、長春大学10名、セントクラウド州立大学10名の学生が、インクルーシブ教育や障害者の権利条約、持続可能な教育の在り方について意見交流を行った。
高校生の就業体験・技能検定、中学生の職場体験学習
(1)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について、喫茶接客技能(令和2年10月17日)の開催に協力した。なお、学生に対しては事前指導を行った。
他機関との共催事業
(1)
広島自閉症協会との共催で ICT 活用研修会を開催した(令和2年10月10日)。
(2)
発達障害者の親の会「クローバーの会」との共催で、タブレット学習プロジェクトを開催した(令和2年1月5日、3月20日、6月27日)。
(3)
キャリア発達支援研究会中国・四国地区支部(仮称)と協力して、「キャリア発達の図式化・可視化 を学ぶ研修会」をオンライン形式で実施した(令和2年8月2日)
その他
(1)
広島市内の眼科医院や呉市内の眼科内科病院において、教育相談を計8回実施した。
(2)
発達障害、視覚障害等の小中高校生対象の、学習へのタブレット活用講座「親子ぱんだ塾」をオンラインで開催し、全国から参加があった。(計19回)

その他

(1)
e-START プログラムの実施を通して、広島大学-長春大学特別支援教育研究センターとして共同で事業を展開した。今後は研究の観点からも交流に努めたい。

平成31(2019)年 活動報告

表1 平成31(令和元)年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害    32
聴覚障害    52
知的障害    81
肢体不自由    35
言語障害    90
発達障害   439
その他    0
合 計   729

研究活動

(1)
広島大学大学院教育学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第17号を発行した。受理された原稿は,原著論文3編,実践研究1編,資料2編であった。
(2)
広島大学教育ヴィジョン研究センター(Educational Vision research Institute: EVRI)や広島市立広島みらい創生高等学校と連携し、公益財団法人日本生命財団助成による「学びのユニバーサルデザインに基づく日本型インクルーシブ教育システムのロールモデルの開発」を実施した。

研修活動・地域貢献活動

学生対象の行事
(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成31年4月13日(土)に,広島大学にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は,外部講師として4名の現職教員,学部1年次生27名,3年次生23名(講話参加および実行委員),大学院博士課程前期学生5名,特別専攻科学生10名,教員9名の計74名であった。
(2)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,令和元年12月8日(日)に「就職指導講話」を開催した。参加者は,特別支援学校長1名(講師),学生講師3名(参加学部生に含む),学部学生49名(3年次生24名,4年次生25名),特別専攻科学生1名,特別支援教育実践センターおよび特別支援教育学講座教員3名の合計53名であった。
講習・講演
(1)
平成31(令和元)年度免許状更新講習を広島大学で開催した。
(2)
平成31(令和元)年度免許法認定講習(教育委員会主催)を広島県及び県外(島根県,鳥取県,香川県,徳島県,岡山県,山口県,愛媛県)で実施した。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所免許法認定通信教育を担当した。愛媛大学免許法認定講習通信教育を担当した。広島大学主催の免許法認定講習を4講座(視覚障害,聴覚障害,肢体不自由,知的障害)開催した。
(3)
国立特別支援教育総合研究所の研修講座の講師を1回担当した。
(4)
県外教育センター(福岡県)で講演を行った。
(5)
「ST・ことばの教室教員向け吃音臨床講習会」を計6回開催した。
(6)
県外特別支援学校(岡山県立盲学校,静岡視覚支援学校,香川県立盲学校,徳島視覚支援学校,福井県立盲学校)や,大学(愛知淑徳大学,松山大学)で視覚障害教育に関する講演を行った。
研修会・シンポジウム・ワークショップの開催
(1)
本学にて以下の研修会を実施した。
連携・協働を促進するためのファシリテーションスキル(ワークショップ)(令和元年11月10日)
みんなで創ろう!自立活動の授業づくり実践講座(令和元年9月29日)
(2)
「第6回視覚障害教育ICT活用研修会」「第7回視覚障害教育ICT活用研修会」を実施した(令和元年5月4日,12月27・28日)。
(3)
「第11回~第13回発達障害教育ICT活用研修会」を広島市ビッグフロントで開催した(令和元年11月18日・12月2日・12月16日)。
(4)
大阪医科大学LDセンターにて研修会を実施した(令和元年9月28日)。研究アドバイザーとして,LDセンター職員へのタブレット端末を使った学習支援に関する助言,来所児へのタブレット端末を使った学習支援に関する指導を実施した(令和元年11月15日・11月29日)。
(5)
広島県と教育学研究科(特別支援教育学講座)が主催し,あいサポート展特別イベントシンポジウム「多様な人・文化がつながり、創出するアートの活動」を実施した(令和元年11月3日)。
(6)
「科学へジャンプ・イン・香川」にて視覚障害者のための科学体験ワークショップを開催した(令和元年11月24日)。
(7)
広島県教育委員会と「高等学校特別支援教育コーディネーター研修会」を共同開催した(令和元年11月13日)。
各種研修会(他機関主催)での講師担当
(1)
広島市こども未来局こども・家庭支援課主催「タブレット型PCを活用した療育・訓練等に関する研修」(平成31年3月1日:広島市療育センター)
(2)
広島市こども未来局こども・家庭支援課主催「保護者向けタブレット型PC研修」(令和元年9月4日・9月9日:広島市東区地域福祉センター)
(3)
広島県自閉症協会主催「ICT活用研修会」(令和元年10月14日:広島市西区民文化センター)
(4)
静岡市医師会主催「学習障害児支援委員会第5回講演会」(令和元年11月2日:静岡市静岡医師会館)
(5)
やまぐちロービジョンフォーラム2019専門家講習会(令和元年6月8日)
(6)
平成31(2019)年度視覚障害教科教育研究会(令和元年7月23日)
学校への訪問・相談等
(1)
出張相談活動の実施
広島県内教育委員会(広島市を除く)によるLD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計18校訪問し,小学校・中学校・高等学校教員,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,のべ16校訪問し,小学校と中学校教員に対する助言を行った。
広島県内の小学校および特別支援学校にて出張教育相談を計4回実施(自立活動,個別ケース相談等)した。
(2)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会・校内研修会,県外特別支援学校(秋田県,福井県,静岡県,岡山県,鳥取県,島根県,福岡市)における校内研修等で指導助言や講演を行った。
(3)
広島県教育委員会が実施する「学びの変革ICT活用推進プロジェクト」にて,授業参観や指導助言(県立特別支援学校3校)を計8回行った。
(4)
小学校7校(広島市立阿戸小学校・三次市立和田小学校・広島市立矢野西小学校・広島市立古市小学校・東広島市立八本松小学校・広島市立東野小学校・呉市立原小学校),中学校3校(廿日市市立四季ヶ丘中学校・広島市立安佐中学校・広島女学院中学校),特別支援学校1校(広島県立尾道特別支援学校しまなみ分校)を訪問し,ICT等を活用した授業作りに関する指導助言を,のべ19回行った。
(5)
学校運営協議会委員(広島中央,広島南,尾道,尾道しまなみ,広島,福山,西条,広島西,廿日市,呉,黒瀬,呉南 12校)を担当した。
学生派遣等
(1)
広島県立教育センター専門研修講座への協力(2件)や,ろう・難聴児交流会(東広島スマイルクラブ・広島県立呉南特別支援学校・東広島市立寺西小学校・東広島市立龍王小学校・私立武田高等学校)への学生派遣(1回15名)を計1回実施した。
(2)
特別支援教育学生サポーター派遣事業を実施した。本事業に参加した学生数は10名で,東広島市内8校の小・中学校に派遣した。派遣については,事前指導(発達障害児,肢体不自由児への指導等について)を行った。
(3)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣を実施した。広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休みおよび夏休み期間中,のべ5名の学生を派遣した。
(4)
東広島市が主催する行事に「学生子育て応援隊」として学生1名を派遣した。
高校生の就業体験・技能検定,中学生の職場体験学習
(1)
広島県立黒瀬特別支援学校高等部の就業体験(文学部,法学部・経済学部,教育学部棟の清掃)を,広島大学教育学部の学生による介護等体験によって実施した(令和元年11月12日:生徒26名,11月13日:生徒25名,のべ人数51名)。
(2)
東広島市中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での作業等)を実施した(平成31年2月18日から21日:生徒各6名,補助学生のべ14名)。
(3)
東雲中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での作業等)を実施した(令和元年7月10日から12日:生徒各6名,補助学生のべ7名)。
(4)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,喫茶接客技能(令和元年10月27日),清掃技能(令和元年11月30日・12月1日)の開催に協力した。なお,講座学生に対しては事前指導を行った。
他機関との共催事業
(1)
広島自閉症協会との共催でICT活用研修会を開催した(令和元年11月20日)。
(2)
広島市こども未来局こども・家庭支援課との共催で,療育担当者,教育者対象のICT活用研修会を開催した(平成31年2月23日)。
(3)
ドリームブライトキッズとの共催で,自閉症の子供のコミュニケーション促進ワークショップを2回開催した(平成31年1月5日・3月28日)。
(4)
発達障害者の親の会「クローバーの会」との共催で,タブレット学習プロジェクトを開催した(令和元年12月7日)。
その他
(1)
特別支援教育学講座との共催で,日本特殊教育学会第57回大会を広島大学東広島キャンパスで開催した(令和元年9月21・22・23日)。
(2)
特文部科学省初等中等教育局教科書科が実施する,平成31年度「音声教材の効率的な製作方法等に関する調査研究」を受託し,広島大学図書館の協力を得て,本センターの利用者を含む全国の小学生7名,中学生4名,高校生4名に対し,42タイトル,68点の音声教材(音声読み上げ機能のある教科書)を制作し,配布した。
(3)
広島市内の眼科医院や呉市内の眼科内科病院において,教育相談を計8回実施した。

平成30(2018)年 活動報告

表1 平成30年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害    58
聴覚障害    71
知的障害    33
肢体不自由    41
言語障害    42
発達障害   389
その他    24
合 計   658

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し、平成30年4月14日(土)に、広島大学にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は、外部講師として4人の現職教師、学部1年次生27名、3年次生21名(講話参加および実行委員)、大学院博士課程前期学生5名、特別専攻科学生15名、教員9名の計72 名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が、平成30年度免許状更新講習を広島大学で開催した。平成30年度免許法認定講習を広島県及び県外(鳥取県、香川県、徳島県、岡山県、山口県、愛媛県)で実施した。独立行政法人国立特別支援教育総合研究所免許法認定通信教育を担当した。広島大学主催の免許法認定講習を4講座(視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、知的障害)開催した。
(3)
本学にて特別支援教育学講座教員が4つの研修会を実施した。
連携・協働を促進するためのファシリテーションスキル(ワークショップ) (平成30年10月21日)
“夢を実現する特別支援学校”の教育経営研修会(平成30年8月4日)
第6回キラッと輝く授業づくりセミナー(平成30年7月28日) ※短縮開催
第5回視覚障害教育ICT活用研修会(平成30年12月27日)
(4)
教育学研究科と特別支援教育学講座が主催し、広島県・広島市・企業・NPO法人が連携して、「アートは生活と社会を変える!シンポジウムとワークショップ」(平成30年11月25日)を実施した。
(5)
本センターと特別支援教育学講座が共同し、平成30年12月8日(土)に「就職指導講話」を開催した。参加者は、特別支援学校長1名(講師)、学生講師3名(参加学部生に含む)、学部学生51名(3年次生23名、4年次生28名)、特別専攻科学生1名、特別支援教育実践センターおよび特別支援教育学講座教員3名の合計55名であった。
(6)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が「ST・ことばの教室教員向け吃音臨床講習会」を計8回開催した。参加者はのべ120名であった。
(7)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が「北九州地域の障害児・者へのコミュニケーション支援、 IT支援を考える会(北九州コミットの会)」と共同で、視覚障害者のためのiPhone活用研修会を開催した(平成30年3月3、4日)。
(8)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が、北海道、石川県、静岡県、長野県、福井県、京都府、岡山県、香川県、高知県にて、視覚障害教育におけるタブレット端末活用講座を開催した。
(9)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が、「科学へジャンプ・イン・えひめ」にて視覚障害者のための科学体験ワークショップを開催した(平成30年11月24日)。
(10)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が、日本学生支援機構平成30年度障害学生理解・啓発セミナーにて話題提供を行った。
(11)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が、大阪医科大学LDセンター(平成30年3月17日、11月10日)、大阪視覚障害者協会(平成30年6月30日)、九州ロービジョンフォーラム(平成30年7月1日)の招聘で研修会講師を務めた。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第16号を発行した。受理された原稿は、原著論文2編、実践研究4編、資料6編であった。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は11名で、東広島市内6校の小・中学校に派遣した。派遣については、事前指導 (LD、ADHD等の疑似体験、難聴学級派遣学生への聴覚障害児への指導支援の在り方についての講義)を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして、春休みおよび夏休み期間中、のべ5名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県内教育委員会によるLD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として、計14校訪問し、小学校・中学校・高等学校教師、保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として、のべ6校訪問し、小学校と中学校教師に対する助言を行った。
広島県内の小学校および特別支援学校にて出張教育相談を計4回実施(自立活動、個別ケース相談等) した。
(4)
広島県立教育センター専門研修講座への協力 (2件)やろう・難聴児交流会(広島県立尾道特別支援学校なかよしがんばるクラブ・東広島スマイルクラプ・広島県立広島南特別支援学校・広島県立呉南特別支援学校・東広島市立寺西小学校・東広島市立龍王小学校・私立武田高等学校)への学生派遣(1回15名)、を計1回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言、校内研修会、県外特別支援学校(熊本、福岡、鳥取)における校内研修での講演等を計11件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習(文学部棟の清掃)を、広島大学教育学部の学生による介護等体験によって実施した(平成30年11月13日:生徒14名、11月14日:生徒14名、のべ人数28名)。
(7)
東広島市中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理、清掃、植物園での苗づくり・収穫、施設見学等)を実施した(平成30年11月15日、16日、19日、20日:生徒各6名、のべ人数27名、平成31年2月18日から21日:生徒各6名、のべ人数14名(実施予定) )。
(8)
東雲中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理、清掃、植物園での作業等)を実施した(平成30年6月5日から8日:生徒各4名、のべ人数20名、平成30年9月10日から12日:生徒各4名、のべ人数24名)。
(9)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について、喫茶接客技能(平成30年10月27日、28日)、清掃技能(平成30年12月1日、2日)の開催に協力した。なお、講座学生に対しては事前指導を行った。
(10)
広島自閉症協会との共催でICT活用研修会を開催した(平成30年11月20日)。
(11)
広島市こども未来局こども・家庭支援課との共催で、療育担当者、教育者対象のICT活用研修会を開催した(平成30年2月23日)。
(12)
東広島市こども未来部こども家庭課との連携事業として、健診後の経過観察を要する幼児対象の親子教室を実施した(平成30年9月19日から平成31年2月13日までの間に計6回実施。のべ20組の親子が参加 (平成31年2月13日は実施予定) )。
(13)
広島県教育委員会主催の「平成30年度特別支援学校センター的機能研修会」に協力した(平成30年9月14日)。
(14)
広島県教育委員会が実施する「学びの変革 ICT活用推進プロジェクト」にて授業参観、指導助言(県立特別支援学校3校)を計8回行なった。
(15)
国立特別支援教育総合研究所の研修講座の講師を1回担当した。
(16)
学校関係者評価委員会委員(県立特別支援学校6校)を担当した。
(17)
ドリームプライトキッズとの共催で、自閉症の子供のコミュニケーション促進ワークショップを2回開催した(平成30年1月5日、3月28日)。
(18)
発達障害者の親の会「クローバーの会」との共催で、タブレット学習プロジェクトを開催した(平成30年10月20日、11月4日、12月2日、12月9日)。

平成29(2017)年 活動報告

表1 平成29年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害   177
聴覚障害    66
知的障害    51
肢体不自由    44
言語障害   227
発達障害   479
その他    56
合 計 1,100

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成29年4月15日(土)に,広島大学にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は,外部講師として3人の現職教師,学部1年次生30名,3年次生13名(講話参加および実行委員),大学院博士課程前期・後期1年次生5名,特別専攻科学生17名,教員9名の計68名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成29年度免許状更新講習を広島大学で5講座開催し,平成29年度免許法認定講習を広島県及び県外(鳥取県,香川県,愛媛県,徳島県,岡山県,山口県,愛知県,愛媛県,高松市)で計3回実施した。広島大学主催の免許法認定講習を4講座開催した。
(3)
第11回ホームカミングデー(平成29年11月4日)において,特別支援教育学講座・特別支援教育実践センター共同企画「共にまなぶ・はたらく・くらすⅢ」を開催し,173名の参加者があった。
(4)
本学にて「発達障害教育ICT活用研修会」(平成29年1月22日,2月26日,4月30日,8月25日,9月20日)及び「視覚障害教育ICT活用研修会」(平成29年4月30日,12月27日・28日)を開催した。
(5)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成29年12月17日(日)に「就職指導講話」を開催した。参加者は,特別支援学校長1名(講師),学生講師3名(参加学部生に含む),学部学生52名(3年次生29名,4年次生23名),特別専攻科学生2名,特別支援教育実践センターおよび特別支援教育学講座教員8名の合計66名であった。
(6)
本センターが実施している「ST・ことばの教室教員向け吃音臨床講習会」を計9回開催した。のべ参加者数は121名であった。
(7)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「今こそ、考えたい!つくって楽しい、やって楽しい生活単元学習の授業づくり研修会」(2月12日)を開催し,参加者数は113名であった。
(8)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「キラッと輝く授業づくりセミナー」(7月29日・30日)を開催し,参加者数は80名であった。
(9)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「特別支援学級(知的障害)担任者を対象とした研修講座」(11月25日~26日)を開催し,参加者数は79名であった。
(10)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「関係者の連携・協力を促進するファシリテーションスキル(ワークショップ)Ⅰ・Ⅱ」(11月2日,11月30日)を開催し,参加者数はのべ48名であった。
(11)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「障害のある児童生徒の対人関係力向上実践講座」(12月3日)を開催し,参加者数は80名であった。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第15号を発行した。受理された原稿は,原著論文7編,実践研究1編,資料3編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校,附属東雲中学校の特別支援学級の研究主題「『グローバル時代をきりひらく資質・能力』を培う教育の創造」の研究推進について,特別支援教育学講座が協力した。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は9名で,東広島市内5校の小・中学校に派遣した。派遣については,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験,難聴学級派遣学生への聴覚障害児への指導支援の在り方についての講義)を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休みおよび夏休み期間中,のべ5名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県内教育委員会によるLD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計14校訪問し,小学校・中学校・高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,のべ9校訪問し,小学校と中学校教師に対する助言を行った。
広島県内の小学校および特別支援学校にて出張教育相談を計4回実施(自立活動,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センター専門研修講座への協力や広島県立尾道特別支援学校なかよしがんばるクラブ・東広島スマイルクラブへの学生派遣 (1回17名),を計1回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言,県外特別支援学校(福島,熊本,福岡,鳥取)における校内研修での講演等を計6件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習(教育学部棟,文学部棟,社会科学部棟の清掃)を,広島大学教育学部の学生・院生による介護等体験によって実施した(平成29年11月7日:生徒18名,11月8日:生徒18名,のべ人数36名)。
(7)
東広島市中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での苗づくり・収穫,施設見学等)を実施した(平成29年9月21,22,25,26日:生徒各6名,のべ人数24名,平成30年2月15,16,19,20日:生徒各4名,のべ人数8名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(8)
東雲中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での作業等)を実施した(平成29年6月8,9,12,13日:生徒各4名,のべ人数16名,平成29年9月12,13,14日:生徒各4名,のべ人数12名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(9)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,清掃技能(平成29年11月18日,19日),喫茶接客技能(平成29年10月28日,29日)の開催に協力した。なお,講座学生に対しては事前指導を行った。
(10)
東広島市こども未来部こども家庭課との連携事業として,健診後の経過観察を要する幼児対象の親子教室を実施した(平成29年6月14日から平成30年2月22日までの間に計16回実施。のべ9組の親子が参加)。
(11)
広島県教育委員会主催の「平成29年度通級指導担当教員専門性向上事業研修会」に協力した(平成29年11月2日,11月30日)。
(12)
国立特別支援教育総合研究所の研修講座の講師を1回担当した。
(13)
学校関係者評価委員会委員(県立特別支援学校5校)を担当した。

平成28(2016)年 活動報告

表1 平成28年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害   170
聴覚障害    31
知的障害   163
肢体不自由    63
言語障害   486
発達障害   592
その他    52
合 計 1,557

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成28年4月16日(土)に,広島大学にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は,外部講師として4人の現職教師(うち1名は長期研修派遣),学部1年次生31名,3年次生12名(講話参加および実行委員),大学院博士課程前期・後期1年次生2名,特別専攻科学生18名,教員10名の計73名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成28年度免許状更新講習を広島大学で,平成28年度免許法認定講習を広島県及び県外(鳥取県,香川県,愛媛県,徳島県,岡山県,山口県,愛知県)で計7回実施した。広島大学主催の免許法認定講習を5講座開催した。
(3)
第10回ホームカミングデー(平成28年11月5日)において,特別支援教育学講座・特別支援教育実践センター共同企画「共にまなぶ・はたらく・くらす」を開催し,213名の参加者があった。
(4)
広島大学にて「発達障害教育ICT活用研修会」(平成28年6月26日,9月13日,27日,11月27日,12月18日)及び「視覚障害教育ICT活用研修会」(平成28年6月26日)を開催した。
(5)
本センターと特別支援教育学講座が共同し、平成28年12月11日(土)に「就職指導講話」を開催した。参加者は、特別支援学校長1名(講師)、学生講師4名(参加学部生に含む)、学部学生52名(3年次生27名、4年次生25名)、特別専攻科学生7名、大学院生3名、特別支援教育実践センターおよび特別支援教育学講座教員8名の合計72名であった。
(6)
6)本センターが実施している「ST・ことばの教室教員向け吃音臨床講習会」を計10回開催した。のべ参加者数は216名であった。
(7)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成28年12月26日(月)に「『合理的配慮』実現につながる教材・教具づくり研修会」を開催した。参加者総数は,講師10名,現役教員38名,学生14名,広島県教育委員会より1名,広島支援機器研究会より1名,特別支援教育実践センター及び特別支援教育学講座教員9名の合計73名であった。
(8)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「特別支援学級新担任者研修会」を,4月から7月にかけて計8回実施した。のべ参加者数は,160名であった。
(9)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「キラッと輝く授業づくりセミナー」(平成28年7月30,31日)を開催した。参加者数は120名であった。
(10)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「生き生きと学ぶ「遊びの指導」研修会」(平成28年2月14日)を開催した。参加者数は74名であった。
(11)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「関係者の連携・協力を促進するためのファシリテーションスキル(ワークショップ)Ⅰ・Ⅱ」(平成27年10月12日,11月9日)を開催し,参加者数はのべ62名であった。
(12)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,「今,目の前にいる子どもの分かったを目指したワークショップ」(平成28年12月4日)を開催した。参加者数は82名であった。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第14号を発行した。受理された原稿は,特集1編,原著論文8編,資料2編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校,附属東雲中学校の特別支援学級との共同研究「グルーバル社会をきりひらく資質・能力を培う教育の創造-自分らしい進路を考える力の育成-」を特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は4名で,東広島市内2校の小中学校に派遣した。派遣にあたっては,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休み期間中,のべ9名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計3校訪問し,小学校教師や高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計6校訪問し,小学校教師に対する助言を行った。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を6回実施(自立活動,歩行指導,センター機能充実に関する相談,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センター専門研修講座への協力や,広島県立尾道特別支援学校なかよしがんばるクラブ・東広島スマイルクラブへの学生派遣 (1回16名),を計1回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言,県外特別支援学校における校内研修での講演等を計4件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習(教育学部棟,文学部棟,社会科学部棟の清掃)を,広島大学文学部・教育学部の学生による介護等体験によって実施した(平成28年11月7日:生徒26名,11月8日:生徒26名,11月14日:生徒4名,11月15日:生徒6名,のべ人数64名)。
(7)
東広島市中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での苗づくり・収穫,施設見学等)を実施した(平成28年10月20,21,24,25日:生徒各2名,のべ人数8名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(8)
東雲中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での作業等)を実施した(平成27年6月18,19,22,23日:生徒各6名,のべ人数24名,11月4,5,6日:生徒各6名,のべ人数18名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(9)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,清掃技能(平成28年10月22日,23日),喫茶接客技能(平成28年7月9日,11月19日,20日),食品加工技能(平成28年10月16日)の開催に協力した。なお,講座学生に対しては事前指導を行った。
(10)
「科学へジャンプ」中四国地区を岡山市(平成28年10月23日)にて実施した。
(11)
東広島市こども未来部こども家庭課との連携事業として,健診後の経過観察を要する幼児対象の親子教室を実施した(平成28年6月14日から平成29年2月21日までの間に計16回実施。のべ10組の親子が参加)。
(12)
広島県教育委員会主催の「平成28年度通級指導担当教員専門性向上事業研修会」に協力した(平成28年9月13,27日)。

平成27(2015)年 活動報告

表1 平成27年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害   140
聴覚障害    83
知的障害   353
肢体不自由    53
言語障害   514
発達障害   354
その他    43
合 計 1,449

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成27年 4月18日(土)に,広島大学にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は,外部講師として4人の現職教師(うち1名は長期研修派遣),学部1年次生30名,3年次生7名(講話参加および実行委員),大学院博士課程前期・後期1年次生9名,特別専攻科学生17名,教員10名の計76名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成27年度免許状更新講習を広島大学で,平成27年度免許法認定講習を広島県及び県外(鳥取県,香川県,愛媛県,徳島県,岡山県,山口県,愛知県)で計8回実施した。広島大学主催の免許法認定講習を1講座(視覚障害)開催した。
(3)
第9回ホームカミングデー(平成27年11月7日)において,特別支援教育学講座・特別支援教育実践センター共同企画「共にまなぶ・はたらく・くらす」を開催し,135名の参加者があった。
(4)
文部科学省「発達障害に関する教職員の専門性向上事業」に係る研修会として,広島大学にて「発達障害のある児童生徒の授業におけるICTの利用について」(平成26年8月12日,9月29日,12月23日)を開催した。
(5)
本センターと特別支援教育学講座が共同し、平成27年12月12日(土)に「就職指導講話」を開催した。参加者は、特別支援学校長1名(講師)、学生講師4名(参加学部生に含む)、学部学生58名(1年次生3名、2年次生4名、3年次生26名、4年次生25名)、特別専攻科学生7名、大学院生3名、特別支援教育実践センターおよび特別支援教育学講座教員8名の合計77名であった。
(6)
文部科学省「平成27年度発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援・教職員の専門性向上事業」に係る研修会として,下記を開催した。
・広島大学にて「発達障害のある児童生徒のICT活用による支援 基礎編・活用編」(平成27年5月31日,6月1日,6月28日,29日)を開催した。
・広島大学にて「発達障害のある児童生徒の個別指導プログラムの作成・実施・評価・改善」(平成27年7月19日,20日),「同フォローアップ研修」(平成27年12月27日)を開催した。
・広島国際会議場にて「平成27年度発達障害の可能性のある児童生徒に対する早期支援・教職員の専門性向上事業 事業成果報告会&教員養成セミナー」(平成27年8月9日)を開催した。
・広島大学にて「発達障害のある児童生徒の在籍する学級の集団づくり」(平成27年9月19日)を開催した。
・広島大学にて「発達障害のある児童生徒のキャリア発達を促す教育」(平成27年9月25日)を開催した。
・広島大学にて「関係者の連携・協力を促進するためのファシリテーションスキル(ワークショップ)Ⅰ・Ⅱ」(平成27年10月10日,11月14日)を開催した。
・広島大学にて「すべての子どもが分かる喜びを実感する教科の授業づくり」(平成27年12月20日)を開催した。
・広島大学にて「発達障害のある児童生徒のICT活用による支援ワークショップ」(平成27年12月23日)を開催した。
・広島大学にて「発達障害のある児童生徒の保護者支援に関するワークショップ」(平成27年12月26日)を開催した。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第13号を発行した。受理された原稿は,原著論文7編,資料3編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校との共同研究「知的障害のある児童生徒の自己肯定感を育む授業づくり-小学校・中学校特別支援学級における体系的な授業モデルの開発-」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。
(3)
広島大学附属東雲小学校,附属東雲中学校の特別支援学級との共同研究「グルーバル時代をきりひらく資質・能力を培う教育の創造」を特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は22名で,東広島市内8校の小中学校に派遣した。派遣にあたっては,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休み期間中,のべ6名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計11校訪問し,小学校教師や高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計6校訪問し,小学校教師に対する助言を行った。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を9回実施(自立活動,歩行指導,センター機能充実に関する相談,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センター専門研修講座や広島県立尾道特別支援学校なかよしがんばるクラブ・東広島スマイルクラブへの学生派遣 (1回16名),を計3回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言,県外特別支援学校(青森,長野,石川,福井,名古屋,名古屋市,和歌山,山梨,岡山,広島,愛媛,香川,徳島,福岡市,熊本,鹿児島,沖縄)における校内研修での講演等を計35件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習(教育学部棟,文学部棟,社会科学部棟の清掃)を,広島大学文学部・教育学部の学生による介護等体験によって実施した(平成27年11月9日:生徒19名,11月10日:生徒19名,11月16日:生徒4名,11月17日:生徒6名,のべ人数48名)。
(7)
東広島市中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での苗づくり・収穫,施設見学等)を実施した(平成27年2月18,19,23,24日:生徒各8名,のべ人数32名,9月24,25,28,29日:生徒各3名,のべ人数12名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(8)
東雲中学校特別支援学級の職場体験学習(本の整理,清掃,植物園での作業等)を実施した(平成27年6月18,19,22,23日:生徒各6名,のべ人数24名,11月4,5,6日:生徒各6名,のべ人数18名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(9)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,清掃技能(平成27年10月24日,25日),喫茶接客技能(平成27年7月4日,11月28日,29日),食品加工技能(平成27年10月18日)の開催に協力した。なお,講座学生に対しては事前指導を行った。
(10)
「科学へジャンプ」中四国地区を広島県広島市(平成27年8月8日)にて実施した。
(11)
視覚障害者のためのiPad体験会を広島県及び県外(石川)で計9回実施した。
(12)
Multi Media DAISY作成研修会(平成27年10月11日)を実施し,広島・福岡・沖縄から20名の参加があった。
(13)
視覚障教育ICT活用研修会(平成27年12月28日)を実施し,東京から熊本までの地域から30名の参加があった。
(14)
東広島市との連携事業として、健診後の経過観察を要する幼児対象の親子教室を実施した(平成27年6月2日から12月15日までの間に計13回実施。のべ60組の親子が参加)。

平成26(2014)年 活動報告

表1 平成26年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害    64
聴覚障害    78
知的障害   212
肢体不自由     8
言語障害   523
発達障害   442
その他   113
合 計 1,440

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成26年 4月19日(土)に,広島大学にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は学部1年次生30名,3年次生24名,大学院博士課程前期・後期1年次生5名,特別専攻科学生16名,教員10名の計85名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成26年度免許状更新講習を広島大学で,平成26年度免許法認定講習を広島県及び県外(鳥取県,香川県,愛媛県,徳島県,岡山県,山口県,愛知県)で計24回実施した。広島大学主催の免許法認定講習を1講座(視覚障害)開催した。
(3)
第8回ホームカミングデー(平成26年11月1日)において,特別支援教育学講座・特別支援教育実践センター共同企画「共にまなぶ・はたらく・くらすⅡ」を開催し,119名の参加者があった。
(4)
文部科学省「発達障害に関する教職員の専門性向上事業」に係る研修会として,下記を実施した。
・「発達障害のある児童生徒の授業におけるICTの利用について」(平成26年8月12日,9月29日,12月23日)を開催した。
・「発達障害のある児童生徒のICT活用による支援」(平成26年8月12日,9月29日,12月23日)を開催した。受講者のべ80名。
・「発達障害のある児童生徒の個別指導プログラムの作成・実施・評価・改善」(平成26年7月20日,21日,12月25日)を開催した。受講者のべ42名。
・「発達障害のある児童生徒の在籍する学級の集団づくり」(平成26年9月30日,平成26年12月26日)を開催した。受講者のべ106名
・「発達障害のある児童生徒のキャリア発達を促す教育」(平成26年9月19日)を開催した。受講者のべ25名。
・「関係者の連携・協力を促進するためのファシリテーションスキル(ワークショップ)」(平成26年11月8日,12月20日)を開催した。
・「すべての子どもが分かる喜びを実感する教科の授業づくり」(平成26年12月6,7日)を開催した。受講者のべ99名。
・「発達障害のある児童生徒の保護者支援に関するワークショップ」(平成26年8月12日,平成26年12月23日)を開催した。受講者のべ44名。
・「発達障害のある児童生徒の読み書きの指導-日米シンポジウム-」(平成26年12月13,14日)を開催した。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第12号を発行した。受理された原稿は,特集3編,原著論文3編,資料3編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校との共同研究「知的障害のある児童生徒の自己肯定感を育む授業づくり-小学校・中学校特別支援学級における体系的な授業モデルの開発-」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。
(3)
特殊教育学会にてシンポジウムを企画した(中野泰志・氏間和仁 共同企画 (2014)教科書バリアフリー法と特別支援教育(5)-視覚障害教育における電子化教科書の理想像を目指して-. 日本特殊教育学会第52回大会プログラムUSBメモリ, 自主シンポジウム17. 時:2014-9-30,於:高知大学(高知))。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は39名で,東広島市内9校の小中学校に派遣した。派遣にあたっては,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休み期間中,のべ12名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県内教育委員会によるLD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計8校訪問し,小学校・中学校・高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計6校訪問し,小学校教師に対する助言を行った。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を2回実施(自立活動,歩行指導,センター機能充実に関する相談,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センター専門研修講座や広島県立広島南特別支援学校中学部公開授業検討会指導助言,広島県立尾道特別支援学校なかよしがんばるクラブへの学生派遣 (2回のべ30名),を計3回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言,県外特別支援学校(青森,宮城,石川,長野,福井,埼玉,千葉,東京,神奈川,静岡,岐阜,岡山,山口,愛媛,徳島,高知,福岡,熊本)における校内研修での講演等を計25件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習(教育学部棟,文学部棟,社会科学部棟の清掃)を,広島大学文学部・教育学部・経済学研究科・総合科学研究科の学生・院生による介護等体験によって実施した(平成26年10月27,28日:生徒8名,11月18,19日:生徒8名,のべ人数32名)。
(7)
東広島市立中央中学校,同安芸津中学校特別支援学級の職業体験学習(教育学部棟内外清掃,図書館作業,農作業等)を実施した(平成26年9月24,25,29,30日:生徒6名,のべ人数24名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(8)
東雲中学校特別支援学級の職場体験学習(教育学部棟清掃,図書館作業,農作業等)を実施した(平成26年6月12,13,16,17日:生徒6名,のべ人数24名,11月5~7日:生徒6名,のべ人数18名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(9)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,清掃技能(平成26年7月5,6日,10月18,19日),喫茶接客技能(6月28,29日,11月29,30日),食品加工技能(6月14,15日,10月25,26日)の開催に協力した。なお,講座学生に対しては事前指導を行った。
(10)
「科学へジャンプ」中四国地区を愛媛県松山市(平成26年11月23日)にて実施した。
(11)
視覚障害者のためのiPad体験会を広島県及び県外(石川)で計3回実施した。
(12)
視覚障害者のための携帯端末サロンを計6回実施した。

国際連携・国際貢献

(1)
センター教員が,広島大学学習システム促進研究センター(RIDLS)と共同で,アリゾナ州立大学のKaren Harris教授,Steve Graham教授,本学森田愛子准教授を招聘し,日米シンポジウム「読み書き困難のある児童生徒への学習支援」を開催した。

平成25(2013)年 活動報告

表1 平成25年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害    57
聴覚障害    76
知的障害   561
肢体不自由    31
言語障害   500
発達障害   331
その他    65
合 計 1,621

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成25年4月27日(土)に,広島大学にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は1年生33名,3年生29名,大学院生5名,特別専攻科生14名,教員9名の計90名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成25年度免許状更新講習を広島大学で,平成25年度免許法認定講習を広島県及び県外(島根県,香川県,福岡県,大分県,岡山県,長崎県)で計21回実施した。広島大学主催の免許法認定講習を3講座(視覚障害)開催した。
(3)
幼年教育研究施設と本センター,特別支援教育学講座が共同し,Dr. Diane Bricker (米国オレゴン大学教育学部名誉教授)の講演会を開催した(平成25年9月3日)。
(4)
第6回ホームカミングデー(平成25年11月2日)において,特別支援教育学講座・特別支援教育実践センター共同企画「まなぶ,はたらく,くらす」を開催し,140名の参加者があった。
(5)
視覚障害者のためのiPad体験会を広島県及び県外(高知,石川(小松・金沢),新潟,札幌)で計5回共催した。
(6)
視覚障害者のための携帯端末サロンを広島県で計6回共催した。
(7)
文部科学省「発達障害に関する教職員の専門性向上事業」に係る研修会として,下記を実施した。
・「発達障害のある児童生徒の個別指導プログラムの作成・実施」(平成25年7月27日,28日,12月21日)を開催した。
・国際シンポジウム「日本と海外における発達障害のある児童生徒向け教科書の普及の動向と展望-合理的配慮としての教科書・教科用特定図書の在り方を探る-」(平成25年9月14,15日)を開催した。
・「発達障害のある児童生徒の在籍する学級の集団づくり」(平成25年12月22日)を開催した。
・「特別支援教育の協働を促進するためのファシリテーションワークショップⅠ・Ⅱ」(平成25年11月17日,12月8日)を開催した。
・「発達障害のある児童生徒の授業におけるICTの利用について-その可能性を探る-」(平成25年12月27日)を開催した。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第11号を発行した。受理された原稿は,招待論文2編,原著論文3編,実践研究3編,資料2編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校との共同研究「知的障害のある児童生徒の自己肯定感を育む授業づくり-小学校・中学校特別支援学級における体系的な授業モデルの開発-」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。
(3)
特殊教育学会にてシンポジウムを企画した(中野泰志・氏間和仁 共同企画 (2013)教科書バリアフリー法と特別支援教育(4)-教科書電子化をめぐる課題の整理-. 日本特殊教育学会第51回大会プログラムCD, 自主シンポジウム3. 時:2013-8-30,於:明星大学(東京))。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は39名で,東広島市内9校の小中学校に派遣した。派遣にあたっては,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休み期間中,のべ12名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県内教育委員会によるLD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計5校訪問し,小学校・中学校・高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市・呉市・東広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計5校訪問し,小学校教師に対する助言を行った。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を32回実施(自立活動,歩行指導,センター機能充実に関する相談,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センターや広島県教育委員会,その他県内の市教育委員会,広島県外の府県および府県内の市教育委員会,教職員研修団体にて校園長,指導主事,特別支援教育相談員,特別支援教育コーディネーター,特別支援学級・通級指導教室担任,幼児通園療育機関職員向けの講習を計23回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言,県外特別支援学校(青森,石川,長野,富山,岐阜,岡山,鳥取,島根,高知,香川,福岡)における校内研修での講演等を計25件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習(教育学部棟,文学部棟,社会科学部棟の清掃)を,広島大学文学部・教育学部・経済学研究科・総合科学研究科の学生・院生による介護等体験によって実施した(平成25年9月24日~25日:生徒8人,10月8~9日:生徒4人、11月11日~12日:生徒10人,延べ人数22人)。
(7)
東広島市立中央中学校,同安芸津中学校特別支援学級の職業体験学習(教育学部棟内外清掃,図書館作業,農作業等)を実施した(平成26年9月24,25,29,30日:生徒6名,のべ人数24名)。今年も知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。
(8)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,清掃技能(平成25年7月6,7日,10月19,20日),喫茶接客技能(6月29,11月9,10日),食品加工技能(6月15日,10月26,27日)の開催に協力した。なお,講座学生に対しては事前指導を行った。
(9)
特別支援学校(知的障害)高等部教員を対象としたセミナーを実施した(平成25年7月28~30日)。
(10)
「科学へジャンプ」九州を北九州市(平成25年11月9日),中四国地区を岡山市(平成25年11月24日)にて実施した。
(11)
視覚障害者のためのiPad体験会を広島県及び県外(札幌,青森,埼玉,石川(小松・金沢),富山,新潟,岐阜,大阪,岡山,鳥取,高知,福岡,長崎,熊本)で計19回実施した。
(12)
視覚障害者のための携帯端末サロンを計6回実施した。
(13)
ダウン症協会広島支部主催の定期月例会で保護者向けの相談会を実施した(平成25年11月17日)。

国際連携・国際貢献

(1)
講座教員が韓国公州教育大学で行われた「国際セミナー」において基調発表「学習障害児の書字困難に関する研究」を行った(平成25年12月7日)。
(2)
講座・センター教員が広島県内の特別支援学校1校と韓国の特別支援学校との交流協定策定(姉妹校提携)の仲介を行った。

平成24(2012)年 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成24年1月1日から同年12月31日までに,特別支援教育実践センター教員,および教育相談員として特別支援教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区からの利用者がほとんどであった。来所による相談者の居住地域は広島県内を中心としている(東広島市,呉市,広島市,三原市,福山市,尾道市)が,山口県岩国市や岡山県倉敷市からも来所者がある。また,長期休暇の時期になると,日本に一時帰国するアメリカ在住日本人家族の臨床も実施している。今年は日本のインターナショナルスクールに通う英語を母国語とする幼児児童生徒に対する教育相談にも対応した。電話相談では,県内をはじめ東京から沖縄までの幅広い地域からの相談に対応した。また今年は,本学において本格的に障害者雇用が開始されたことから,近隣の特別支援学校や公立中学校,附属東雲中学校の生徒による本学における職業実習体験やその機会を利用した本学学生向けの介護等体験などといった事業も複数回実施した。

表1 平成24年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害     9
聴覚障害    62
知的障害   279
肢体不自由    25
言語障害   560
発達障害   211
その他     0
合 計 1,145

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成21年4月23日(土)に,中央森林公園にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は1年生33名,3年生29名,大学院M・D1年生5名,特別専攻科生14名,教員9名の計90名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成23年度免許状更新講習を広島県内で5回、平成23年度免許法認定講習を広島県及び県外(岡山、島根、山口、愛媛、香川、佐賀、福岡)で合計21回実施した。広島大学主催の免許法認定講習を3講座(視覚2 講座,知的1講座)開催した。
(3)
学習開発講座と本センター,特別支援教育学講座が共同し,Dr. Chris Forlin 客員教授の講演会を開催した(平成24年11月9日)。
(4)
第6回ホームカミングデー(平成24年11月3日)において,特別支援教育学講座・特別支援教育実践センター共同企画「学び,働くための自信を育む」を開催した。
(5)
視覚障害者のためのiPad 体験会を広島県及び県外(鳥取,大阪,兵庫,愛媛,石川,鹿児島)で計8回共催した。
(6)
視覚障害者のための携帯端末サロンを広島県で計2回共催した。
(7)
独)教員研修センター主催・文部科学省後援:平成24年度教育課題研修指導者海外派遣プログラムI-2団 韓国視察( 平成24年10月29日から11月6日)においてシニアアドバイザーとして同行した。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第10号を発行した。受理された原稿は,原著論文4編,実践研究4編,資料2編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校との共同研究「知的障害のある児童生徒の自己肯定感を育む授業づくり-小学校・中学校特別支援学級における体系的な授業モデルの開発-」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。
(3)
平成23年度学部・附属共同研究「知的障害のある児童生徒の自己肯定感を育む授業づくり-小学校・中学校特別支援学級における体系的な授業モデルの開発-」を広島大学附属東雲小学校及び附属東雲中学校と共に実施した。
(4)
特殊教育学会にてシンポジウムを企画した(中野泰志・氏間和仁 共同企画(2012)教科書バリアフリー法と特別支援教育(3)-教科書のユニバーサルデザイン化の現状と展望-.日本特殊教育学会第50回大会プログラムCD,自主シンポジウム45. 時:2012-9-28-30,於:つくば国際会議場(茨城))。
(5)
特殊教育学会にてシンポジウムを企画した(落合俊郎以下10人 学会企画シンポジウム(2012)韓国からみた日本の特別支援教育・障害者雇用の課題. 日本特殊教育学会第50回大会プログラムCD,学会企画シンポジウム3.時:2012-9-28-30,於:つくば国際会議場(茨城))。
(6)
九州ロービジョンフォーラム講習会において講演「iPad 活用によるロービジョン支援」(平成24年5月4日)を行った。
(7)
第19回兵庫県ロービジョン講習会において講演「iPad の活用による弱視教育」(平成24年6月2日)を行った。
(8)
2012九州ロービジョンフォーラムにおいて講演「ロービジョンの児童生徒への教育的支援-携帯端末の活用を含んだ取組-」(平成24年7月21日)を行った。
(9)
臨床眼科学会インストラクションコースにおいて講演「タブレット端末(iPad)を活用した新しいロービジョンエイドとしての可能性」(平成24年10月25日)を行った。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は24名で,東広島市内8校の小中学校に派遣した。派遣にあたっては,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休み期間中,のべ8名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計8校訪問し,小学校教師や高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計11校訪問し,小学校教師に対する助言を行った。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を32回実施(自立活動,歩行指導,センター機能充実に関する相談,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センターや広島県教育委員会,その他県内の市教育委員会,広島県外の府県および府県内の市教育委員会,教職員研修団体にて校園長,指導主事,特別支援教育相談員,特別支援教育コーディネーター,特別支援学級・通級指導教室担任,幼児通園療育機関職員向けの講習を計36回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言、県外特別支援学校における校内研修での講演等を計28件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習(教育学部棟,文学部棟,社会科学部棟の清掃)を,広島大学文学部・教育学部の学生による介護等体験によって実施した(平成24年10月2日~3日:生徒10人,10月16日~17日:生徒10人,11月13日~14日:生徒6人,のべ人数52人)。
(7)
東雲中学校特別支援学級の職場体験学習(清掃)を実施した(平成24年6月21,22,25,26日:,延べ人数32人(中学生8人),10月23,24,25日:延べ人数28人(中学生7人))。今年から知的障害のある清掃担当職員が生徒の指導にあたった。このことは,平成24年12月1日の朝日新聞にて報道された。また,ホームカミングデー(平成24年11月3日)で,本事業のプレゼンテーションを行い,文教ニュース第2217号(平成24年12月3日)に掲載された。
(8)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,清掃検定(平成24年6月23日,10月20日),接客検定(6月30日,10月27日),食品加工検定(11月17日,18日)の開催に協力した。なお,学生に対しては事前指導を行った。
(9)
障害のある人のアクセスディンギー国際親善大会について運営協力を行った(平成24年9月15日~17日)。
(10)
特別支援教育コーディネーターを対象としたファシリテーションスキルの研修会を計3回実施した(平成24年8月24日,9月7日,10月14日)。
(11)
「科学へジャンプ」中四国地区ミニキャンプを岡山にて実施した(平成24年10月28日)。
(12)
視覚障害者のためのiPad 体験会を広島県及び県外(鳥取,愛媛,鹿児島,兵庫,大阪,石川)で計10回実施した。
(13)
視覚障害者のための携帯端末サロンを計4回実施した。
(14)
各地域にある視覚特別支援学校と研究室をSkypeで接続し,「視覚障害教育携帯端末学習会」を計9回実施した。

国際連携・国際貢献

(1)
講座教員が広島大学で行われた「GPSC 第8回学校間交流国際フォーラム」において基調提案を行った(平成24年7月7日)。
(2)
講座教員が韓国大邱大学で行われた「第五回滄波(チャンパ)国際セミナー」において基調報告「東アジアにおけるインクルーシブ教育の現状と課題」を行った(平成24年1月10日)。
(3)
講座・センター教員が広島県内の特別支援学校4校と韓国・シンガポール・オーストラリア・アメリカ合衆国の特別支援学校との交流協定策定(姉妹校提携)の仲介を行った。

平成23(2011)年 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成23年1月1日から同年12月31日までに,特別支援教育実践センター教員,および教育相談員として特別支援教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区からの利用者がほとんどであった。来所による相談者の居住地域は広島県内を中心としている(東広島市,呉市,広島市,三原市,福山市,尾道市)が,山口県岩国市や岡山県倉敷市からも来所者がある。また,長期休暇の時期になると,日本に一時帰国するアメリカ在住日本人家族の臨床も実施している。今年は日本のインターナショナルスクールに通う英語を母国語とする幼児児童生徒に対する教育相談にも対応した。電話相談では,県内をはじめ東京から沖縄までの幅広い地域からの相談に対応した。また今年は,本学において本格的に障害者雇用が開始されたことから,近隣の特別支援学校や公立中学校,附属東雲中学校の生徒による本学における職業実習体験やその機会を利用した本学学生向けの介護等体験などといった事業も複数回実施した。

表1 平成23年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害  25
聴覚障害  36
知的障害 478
肢体不自由  36
言語障害 158
発達障害 180
その他  42
合 計 955

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成21年4月23日(土)に,中央森林公園にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は1年生30名,3年生31名,大学院M・D1年生6名,特別専攻科生12名,教員8名の計87名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成23年度免許状更新講習を広島県内で5回、平成23年度免許法認定講習を広島県及び県外(岡山、島根、大分、熊本、長崎)で合計8回実施した。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第9号を発行した。受理された原稿は,原著論文7編,特集1編であった。
(2)
平成23年度共同研究プロジェクト「特別支援教育担当教員の継続的な養成の在り方に関する研究-教育委員会と連携・協力した研修実施による教員養成プログラムの開発-」を実施した。研究の一環として,広島県教育委員会の後援を受けて,「特別支援学校センター的機能研修会」(平成23年11月21日)及び「協働・創造のためのスキルを学ぶワークショップ-ファシリテーションでチームの力を引き出そう!-」(平成23年11月20日)を実施した。
(3)
平成23年度学部・附属共同研究「知的障害のある児童生徒の自己肯定感を育む授業づくり-小学校・中学校特別支援学級における体系的な授業モデルの開発-」を広島大学附属東雲小学校及び附属東雲中学校と共に実施した。
(4)
平成23年度広島大学地域連携推進事業プロジェクト「視覚障害者の就労支援に関する調査研究」を実施した。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は35名で,東広島市内19校の小中学校,高校1校に派遣した。派遣については,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,夏休み期間中,19名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計2校訪問し,小学校教師や高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計4校訪問し,小学校教師に対する助言を行った。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を16回実施(自立活動,歩行指導,センター機能充実に関する相談,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センターや広島県教育委員会,その他県内の市教育委員会,広島県外の府県および府県内の市教育委員会,教職員研修団体にて校園長,指導主事,特別支援教育相談員,特別支援教育コーディネーター,特別支援学級・通級指導教室担任,幼児通園療育機関職員向けの講習を計26回実施した。
(5)
広島県内特別支援学校における公開授業研究会の指導助言、県外特別支援学校における校内研修での講演等を計14件行った。
(6)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習を広島大学文学部・教育学部の学生による介護等体験によって実施した(28名×5時間×3回)。
(7)
フリースクールに通う発達障害児へのライフスキルトレーニングを行った(5名×3時間×3回)。
(8)
東日本大震災により中国地方への避難者に対する優先教育相談を行い,文部科学省ホームページ,広島大学ホームページ,センターパンフレット等により周知した。これまで4件の相談があった。
(9)
広島県教育委員会が主催する「特別支援学校技能検定」について,講座・センターが協力開催として平成23年12月10日,11日に清掃検定を,17日に接客検定を行った。なお,講座学生に対しては事前指導を行った。
(10)
東広島市内小学校の特別支援学級において,学生による共同教材開発を継続的に実施した。
(11)
平成23年11月12日(土)に,「社会で活躍している視覚障害者との交流会」を広島市と講座・センターで共同主催した。
(12)
アメリカの言語療法士(CCC-SLP)でネブラスカ大学リンカーン校のE.Charles Healey氏を招き,「CALMSモデルによる吃音のアセスメント」を広島,大阪,福岡において開催した。

国際連携・国際貢献

(1)
センター教員が海外出向中に,東日本大震災による海外避難者への教育相談を10件行った。
(2)
センター教員が海外出向中に,日本語補習校において教育相談を28件行った。
(3)
講座教員が韓国国立公州教育大学校で行われた国際シンポジウムにおいて,「日本における学習障害等のアセスメントと実践について」の講演を行った(平成23年3月30日)。
(4)
平成23年7月2日~7日に韓国大邱大学と「日韓障害者就労支援研究交流会」を行った。
(5)
講座教員が大韓民国大田市で行われた第27回韓国視覚障害教育・再活学会学術大会において,「低視力人の教育と再活の実態と改善方向」の演題で招待講演を行った(平成23年8月4日)。

平成22(2010)年 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成22年1月1日から同年12月31日までに,特別支援教育実践センター教員,および教育相談員として特別支援教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区からの利用者がほとんどであった。来所による相談者の居住地域は広島県内を中心としている(東広島市,呉市,江田島市,広島市,竹原市,三原市,福山市,三次市,安芸郡)が,山口県岩国市や岡山県倉敷市からも来所者がある。また,長期休暇の時期になると,日本に一時帰国するアメリカ,オーストラリア在住日本人家族の臨床も実施している。今年は日本のインターナショナルスクールに通う英語を母国語とする幼児児童生徒に対する教育相談にも対応した。電話相談では,県内をはじめ東京から沖縄までの幅広い地域からの相談に対応した。また今年は,本学において本格的に障害者雇用が開始されたことから,近隣の特別支援学校や公立中学校,附属東雲中学校の生徒による,本学における職業実習体験や,その機会を利用した本学学生向けの介護等体験などといった事業も複数回実施した。

表1 平成22年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害  63
聴覚障害  66
知的障害 105
肢体不自由  24
言語障害 556
発達障害 132
その他  19
合 計 965

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成21年4月24日(土)に,中央森林公園にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は1年生32名,3年生30名,大学院M・D1年生8名,特別専攻科生11名,教員9名の計90名であった。
(2)
本センターおよび特別支援教育学講座教員が,平成22年度免許状更新講習を計7回実施した。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第8号を発行した。受理された原稿は,原著論文7編,資料3編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校との共同研究「特別な支援を必要とする児童やその保護者に対する教育相談のあり方に関する研究~大学と附属学校との連携による教育相談業務の試行を通して~」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。
(3)
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所による専門研究B「言語障害教育における指導の内容・方法・評価に関する研究―言語障害教育実践ガイドブックの作成に向けて―」に参画した。
(4)
平成21年度広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト「特別支援教育に携わる教員の専門性向上のための研修プログラムの現状と課題に関する研究」を実施した。
(5)
平成21年度サタケ教育研究助成による研究「インターナショナルスクールに在籍する幼児児童生徒の障害判定・教育支援体制の構築に関する研究」を実施した。
(6)
広島大学附属東雲中学校との共同研究「大学キャンパスを利用した特別支援学級在籍生徒のキャリア教育の実証的研究―職業体験実習,就業をめざしたキャリア教育の在り方」を実施した。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は39名で,東広島市内24の小中学校に派遣した。派遣については,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,夏休み期間中,9名の学生を派遣した。
(3)
出張相談活動の実施
広島県教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計8校訪問し,小学校教師や高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計22校訪問し,小学校教師に対する助言を行なった。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を16回実施(自立活動,歩行指導,センター機能充実に関する相談,個別ケース相談等)した。
(4)
その他:広島県立教育センターや広島県教育委員会,その他県内の市教育委員会,広島県外の府県および府県内の市教育委員会,教職員研修団体にて校園長,指導主事,特別支援教育相談員,特別支援教育コーディネーター,特別支援学級・通級指導教室担任,幼児通園療育機関職員向けの講習を計21回実施した。
(5)
広島県立黒瀬特別支援学校の職場実習を,広島大学文学部・教育学部の学生による介護等体験によって実施した(2日間×3回)。
(6)
平成22年6月20日(日)に2010 広島大学特別支援教育シンポジウム「国連障害者権利条約批准後の教育の在り方について―特別支援教育と通常の教育との連携―」を開催した。<特集>を参照のこと。
(7)
平成22年11月1日(月)に,アメリカの言語療法士(CCC-SLP)で元コロラド大学ボールダー校のJanice Zelazo博士とSheila Goetz氏,言語聴覚士の松本美代子氏を招き,2010 広島大学特別支援教育セミナー「アメリカの特別支援教育における言語療法士の役割」を開催した。

国際連携・国際貢献

(1)
講座教員が,Learning Strategy Intervention学会創立記念セミナーにおいて講演を行った(2010年1月6日:韓国広州広域市)。
(2)
講座教員が,国立公州教育大学校にて国際セミナーを実施した(2010年3月31日:韓国広州広域市)。
(3)
講座教員が,国立忠南大学校にて自閉症に関するシンポジウム「FCと表出援助法の違いについて」を実施した(2010年4月1日:韓国大田広域市)。
(4)
センター教員が,サンノゼ州立大学にて吃音研究および臨床の動向に関する講演・特別講義を実施した(2010年10月10~12日:米国カルフォルニア州サンノゼ市)。

平成21(2009)年 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成21年1月1日から同年12月31日までに,特別支援教育実践センター教員,および教育相談員として特別支援教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区からの利用者がほとんどであった。来所による相談者の居住地域は広島県内を中心としている(東広島市,呉市,江田島市,広島市,竹原市,三原市,福山市,三次市,安芸郡)が,山口県岩国市や岡山県倉敷市からも来所者がある。また,長期休暇の時期になると,日本に一時帰国するオランダやアメリカ,オーストラリア在住日本人家族の臨床も実施している。今年は日本のインターナショナルスクールに通う英語を母国語とする幼児児童生徒に対する教育相談にも対応した。電話相談では,県内だけでなく,東京から沖縄までの幅広い地域からの相談に対応している。なお今回より,言語障害ののべ件数については,言語・コミュニケーション障害を主訴とする知的障害,肢体不自由,発達障害のある来談者をすべて「言語障害」としてカウントすることとした。

表1 平成21年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害 123
聴覚障害  41
知的障害  39
肢体不自由  25
言語障害 485
発達障害 267
その他  12
合 計 992

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成21年4月25日(土)・26日(日)に,国立江田島青少年交流の家にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は125名(教員9名を含む)であった。障害のある子どもをもつ保護者による講話や特別支援教育に関する研修などを行った。
(2)
本センター教員および特別支援教育学講座教員を講師とする平成21年度免許状更新講習を計7回実施した。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センター研究紀要第7号を発行した。受理された原稿は,原著論文3編,資料4編であった。
(2)
広島大学附属東雲小学校との共同研究「特別な支援を必要とする児童やその保護者に対する教育相談のあり方に関する研究~大学と附属学校との連携による教育相談業務の試行を通して~」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。
(3)
広島大学附属東雲中学校との共同研究「大学キャンパスを利用した特別支援学級在席生徒のキャリア教育の実証的研究―職業体験実習,就業を目指したキャリア教育のあり方―」を実施した。附属東雲中学校特別支援学級の生徒7名が3日間大学の施設で職業体験実習を行なった。
(4)
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所による専門研究B「言語障害教育における指導の内容・方法・評価に関する研究―言語障害教育実践ガイドブックの作成に向けて―」に,研究パートナーとして参画した。
(5)
平成20年度広島大学地域貢献研究「大学の機能を活用した発達障害者就労支援プログラムの開発に関する実践研究―学生ジョブサポーターを活用した発達障害者の職場体験実習の取り組みについて―」を実施した。
(6)
平成21年度広島大学大学院教育学研究科共同研究プロジェクト「特別支援教育に携わる教員の専門性向上のための研修プログラムの現状と課題に関する研究」を実施している(継続中)。
(7)
平成21年度サタケ教育研究助成による研究「インターナショナルスクールに在籍する幼児児童生徒の障害判定・教育支援体制の構築に関する研究」を実施している(継続中)。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は40名で,東広島市内24の小中学校に派遣した。派遣については,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
視覚障害教育相談会の実施:広島県備三地区の視覚障害児を対象として,社会福祉法人福山六方学園地域生活支援センターと協力し,福山市において期間中2回の視覚障害教育相談会を開催した。
(3)
指導補助・支援学生ボランティアの派遣:広島市立本川小学校弱視通級指導教室(目の教室)の校外学習の指導補助・支援ボランティアとして6名の学生(研修教育相談員)を派遣した。また,広島南特別支援学校の学校ボランティアとして,春休み期間中,4名の学生を派遣した。
(4)
出張相談活動の実施
広島県教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計5校訪問し,小学校教師や高等学校教師,保護者に対する助言を行った。
広島市教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,計14校訪問し,小学校教師に対する助言を行なった。
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を3回実施した。
広島県内の幼稚園にて出張教育相談を実施した。当幼稚園に在籍する幼児3名について,集団活動時における行動観察および担任教員への助言を行った。
(5)
その他:広島県立教育センターや広島県教育委員会,その他県内の市教育委員会,広島県外の府県および府県内の市教育委員会,教職員及び関連専門職員研修団体にて,校長,指導主事,特別支援教育相談員,特別支援教育コーディネーター,特別支援学級・通級指導教室担任,幼児通園療育機関職員向けの講習を計14回実施した。

平成20(2008)年 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成20年1月1日から同年12月31日までに,特別支援教育実践センター教員,および教育相談員として特別支援教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区からの利用者がほとんどであった。来所による相談者の居住地域は広島県内を中心としている(東広島市,呉市,江田島市,広島市,竹原市,三原市,福山市,三次市,安芸郡)が,山口県岩国市からも来所者がある。また,長期休暇の時期になると,日本に一時帰国するオランダやアメリカ,オーストラリア在住日本人家族の臨床も実施している。電話相談では,県内だけでなく,東京から沖縄までの幅広い地域からの相談に対応している。

表1 平成20年 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害 135
聴覚障害  37
知的障害 115
肢体不自由  23
言語障害 175
発達障害 424
その他  39
合 計 948

研修活動

(1)
本センターと特別支援教育学講座が共同し,平成20年6月28日(土)・29日(日)に,国立江田島青少年交流の家にて新入生オリエンテーション講座行事を実施した。参加者は132名(教員9名を含む)であった。現職教員学生による講話やカッター研修などを行った。
(2)
文部科学省平成20年度免許状更新講習プログラム開発委託事業の委嘱を受け,「教科指導,生徒指導,その他教育内容の充実に関する事項」において,「障害を有する受講生への対応」をテーマとして,本センター教員および特別支援教育学講座教員が講師として,「免許状更新講習(予備講習)」を実施した。受講者は,広島県を中心に,全国から参加し,その数は126名であった。
(3)
文部科学省特別支援学校教員専門性向上事業の委嘱を受け,本センター教員および特別支援教育学講座教員が講師として,「平成20年度広島大学特別支援学校教員専門性向上講習会」を計9回(各2日間)実施した。受講者は広島県を中心に,中部・関西・中国・四国・九州から参加し,その数は延べ412名にのぼり,教育職員免許法に基づく特別支援学校教諭免許状取得に必要な諸単位のための講習を受けた。
(4)
日本LD学会主催,広島大学,本センター等後援の日本LD学会第17回大会を,「クリニックからクラスルームへ」―教育が果たすべき役割―をメインテーマに,広島大学東広島キャンパス内サタケメモリアルホール及び教育学部で開催した。当日は約1900名の参加者があった。

研究活動

(1)
広島大学大学院人間社会科学研究科附属障害児教育実践センター研究紀要第5・6号を発行した。受理された原稿は,原著論文3編,実践研究1編であった。
(2)
広島大学附属東雲中学校との共同研究「特別支援教育制度下における新たな交流及び共同学習に関する研究」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施した。なお本研究は,広島大学 学部・附属学校共同研究機構研究紀要第36号に掲載された。
(3)
現在,広島大学附属東雲小学校との共同研究「特別な支援を必要とする児童やその保護者に対する教育相談のあり方に関する研究~大学と附属学校との連携による教育相談業務の試行を通して~」を,特別支援教育学講座の教員と協力して実施している(継続中)。
(4)
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所による専門研究B「言語障害教育における指導の内容・方法・評価に関する研究―言語障害教育実践ガイドブックの作成に向けて―」に,研究パートナーとして参画している(継続中)。
(5)
平成20年度広島大学地域貢献研究「大学の機能を活用した発達障害者就労支援プログラムの開発に関する実践研究 ―学生ジョブサポーターを活用した発達障害者の職場体験実習の取り組みについて―」を実施している(継続中)。今年度は,8名の発達障害のある青年を対象にして,中央図書館での磁気テープ貼り,書架の乱れ直し,コピー機への用紙供給作業それに清掃,教育学部C棟の清掃,駐輪場のゴミ拾いと自転車の整理作業の職業体験事業を実施した。この事業には広島県発達障害者支援センターの職員3名が加わり,介護等体験を行う広島大学学生の研修と兼ねて行われた。

地域貢献活動

(1)
特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:本事業に参加した学生数は46名で,東広島市内24の小中学校に派遣した。派遣については,授業への参加,事前指導(LD,ADHD等の疑似体験),中間指導,事後指導を行った。
(2)
視覚障害教育相談会の実施:広島県備三地区の視覚障害児を対象として,社会福祉法人福山六方学園地域生活支援センターと協力し,福山市において年10回の視覚障害教育相談会を開催した。
(3)
出張相談活動の実施
A.
広島県教育委員会LD等の専門家巡回相談事業の巡回相談員として,呉市内の小学校に2回訪問し,小学校教師や保護者に対する助言を行った。
B.
広島県内の特別支援学校にて出張教育相談を3回実施した。
C.
広島県内の幼稚園にて出張教育相談を実施した。当幼稚園に在籍する幼児3名について,集団活動時における行動観察および担任教員への助言を行った。
(4)
その他:広島県立教育センターや広島県教育委員会,その他県内の市教育委員会,教職員及び関連専門職員研修団体にて,校長,指導主事,特別支援教育相談員,特別支援教育コーディネーター,特別支援学級・通級指導教室担任,幼児通園療育機関職員向けの講習を6回実施した。
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平成19(2007)年度 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成19年度(ただし,集計は平成20年1月末まで)に,障害児教育実践センター教員,および教育相談員として障害児教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区からの利用者がほとんどであった。中には神戸市内や沖縄県内からの電話相談もあり,利用者の相談地区に広がりがみられた。
 発達障害のある後期中等教育並びに成人のソーシャルスキルトレーニングや余暇活動は,広島県内では本センター以外では実践されておらず,今後の活動に期待が寄せられている。
 また,8月から12月にかけて行われた発達障害等がある成人の職業体験事業では,障害児教育学講座在籍の学部生・大学院生で構成されるジョブサポーター(ボランティア)による支援が行われた。なお,本事業は8月の中国新聞に報道された。

表1 平成19年度 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害 132
聴覚障害   3
知的障害   5
肢体不自由  16
言語障害  67
発達障害 256
その他   1
合 計 528

研修活動

 本センターと障害児教育学講座が共同し,平成19年5月12日(土)・13日(日)に新入生オリエンテーション講座行事を,国立江田島青少年交流の家にて実施した。参加者は119名(教員7名を含む)であった。特別支援教育1年目にあたり,「特別支援教育に関するワークショップ」と「現職学生による特別支援学校および学級紹介」を行った。

 本センター主催の第3回広島特別支援教育ネットワーク研究会大会を,平成19年7月14日に広島大学サタケメモリアルホールにて開催した。『共生社会をめざした「学びの共同体」と「特別支援教育」の融合』をテーマに,教育学,特別支援教育学,政治学の研究者が講演を行った。また,行政,当事者親の会,教育学者,政治学者を交えたパネルディスカッションも実施された。当日は広島県内外から350名が参加した。

 文部科学省の特別支援学校教員専門性向上事業の委嘱を受け,本センター教員および障害児教育学講座教員が,講師として平成19年度広島大学特別支援学校教員専門性向上講習会を計7回(各2日間)実施した。受講者は広島県を中心に,中四国地区全般から参加し,その数は延べ336名であった。

研究活動

 広島大学大学院人間社会科学研究科附属障害児教育実践センター研究紀要第5・6号を発行した。受理された原稿は,原著論文3編,実践研究1編であった。

 広島大学附属東雲中学校との共同研究「特別支援教育制度下における新たな交流及び共同学習に関する研究」を,障害児教育学講座の教員と協力して実施した。なお本研究は,広島大学 学部・附属学校共同研究機構研究紀要第36号に掲載された。

地域貢献活動

 特別支援教育学生サポーター派遣事業の実施:派遣前後の手続きはこれまでと同じだが,LD等疑似体験プログラムを3日間90名の学生に対して行った。19年度は,70名の学生を22の小・中学校や幼稚園に派遣した。また,この事業はNHKの「お好みワイド」で本センターの活動の1つとして放送された。さらに東広島市福祉計画骨子に則って,障害児の放課後学童保育について,広島国際大学の学生50名と本学の学生若干名が活動している。本事業は,特別専攻科特別支援教育コーディネーターコースにおける実践研究あるいはアクションリサーチを行うフィールドとしての素地にもなっている。

 視覚障害教育相談会の実施:広島県備三地区の視覚障害児を対象として,社会福祉法人福山六方学園地域生活支援センターと協力し,福山市において年6回の視覚障害教育相談会を開催した。

 出張相談活動の実施:本センター教員が,広島県内の幼稚園にて,出張教育相談を実施した。これは,幼年教育研究施設およびその幼稚園の依頼を受け実施したもので,当幼稚園に在籍する幼児1名について,集団活動時における行動観察および担任教員への助言を行った。

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平成18(2006)年度 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成18年度に,障害児教育実践センター教員,および教育相談員として障害児教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区からの利用者がほとんどであった。

表1 平成18年度 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害 194
聴覚障害   1
知的障害  42
肢体不自由   0
言語障害  12
発達障害 280
その他   6
合 計 535

研修活動

 本センターと障害児教育学講座が共同し,平成18年7月1日(土)・2日(日)に新入生オリエンテーション講座行事を,国立江田島青年の家にて実施した。参加者は95名(教員9名を含む)であり,レクレーションと専修別オリエンテーションを行った。

 本センター主催の第1回広島特別支援教育ネットワーク研究会大会を,平成18年10月29日に広島大学大学院教育学研究科L棟205教室にて開催した。広島県内外から220名が参加した。障害児教育分野では,広島県では長らく事例研究会が行われていないという事情を鑑み,優秀な実践の報告を公にする目的でシンポジウムを開催した。この時,3人の現職教員から事例報告をしていただいた。

 本センター主催の第2回広島特別支援教育ネットワーク研究会大会を,平成19年2月18日に広島大学サタケメモリアルホールにて開催した。テーマは『~広島少年院の秘密 教育現場への提言~』で,広島少年院の法務教官が,広島少年院における矯正教育のあり方についての講演を行い,また,少年院にて実施されている生活指導,学習指導,体育指導,職業指導および集団活動についての実践を提示した。当日は広島県内外から555名が参加した。

研究活動

 広島大学附属学校・園との共同研究「附属学校・園に在籍する特別な教育的支援が必要な子どもの実態と対応に関する研究」を,障害児教育学講座の教員と協力して実施した。なお本研究は,広島大学学部・附属学校共同研究機構研究紀要第35号に掲載された。

地域貢献活動

 特別支援教育学生サポーター派遣事業(平成18年度より名称変更)の実施:平成17年からセンター業務に移行し,学生の育成等については前年度と同じである。学生数が61名と増え,小学校は15校に中学校は2校に増えた。

 視覚障害教育相談会の実施:広島県備三地区の視覚障害児を対象として,社会福祉法人福山六方学園地域生活支援センターと協力し,福山市において年10回の視覚障害教育相談会を開催した。

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平成17(2005)年度 活動報告

教育相談・臨床活動

 平成17年度に,障害児教育実践センター教員,および教育相談員として障害児教育学講座教員が実施した教育相談・臨床活動の実績を表1に示した。本センターで相談・支援を実施した利用者は,広島県を中心とした中国地区在住がほとんどであった。

表1 平成17年度 教育相談・臨床活動のべ件数

障害カテゴリー のべ件数
視覚障害 196
聴覚障害   1
知的障害  27
肢体不自由   0
言語障害  28
発達障害 288
その他   3
合 計 543

研修活動

 本センター主催の公開セミナー「聴覚障害児教育現場におけるデジタル補聴器の現状」を平成17年6月18日に開催した。

 表現アートファシリテーターの相澤るつ子氏を迎え,表現アートワークショップ「言葉を超えたコミュニケーション」を平成17年10月2日に開催した。

 日本LD学会主催の公開シンポジウム「明日のLD・ADHD等へのチャレンジ―社会的不適応等の二次障害を防ぐために」が平成17年11月20日に広島大学サタケメモリアルホールにて開催され,約650名の参加者があった。本センターはこの公開シンポジウムの後援を行った。

 本センターと障害児教育学講座が共同し,平成17年11月26日(土)・27日(日)に新入生オリエンテーション講座行事を,国立江田島青年の家にて実施した。参加者は77名(教員9名を含む)であり,レクレーションと専修別オリエンテーションを行った。

研究活動

 広島大学大学院人間社会科学研究科附属障害児教育実践センター研究紀要第4号を発行した。受理された原稿は,原著論文7編,実践研究1編であった。

 広島大学附属東雲小・中学校との共同研究「児童・生徒の社会的自立を目指す個別移行支援計画の作成(1)―附属東雲中学校養護学級における移行を視野に入れた個別の指導計画―」を,障害児教育学講座の教員と協力して実施した。なお本研究は,広島大学学部・附属学校共同研究機構研究紀要第34号に掲載された。

 広島大学附属東雲中学校との共同研究「障害児教育における活きてはたらく学力の伸長―「読みとる力」を育成する授業の実践を通して―」を,障害児教育学講座の教員と協力して実施した。なお本研究は,広島大学附属東雲中学校研究紀要「中学教育」第38集に掲載された。

地域貢献活動

 特別支援教育学生ボランティア派遣活動の実施:平成13年から研究室レベルで行っていたものをセンターの活動に移行した。東広島市の支援を受けて,48名の学生が8校の小中学校に派遣した。学生には,事前指導を行うとともに,ボランティア派遣活動を解説したパンフレットを渡し,東広島市内の小・中学校に派遣した。派遣先については,児童生徒が発達障害と同じような特徴を表し,担任が苦労している通常の学級から支援要請を学校長に出し,それを障害児教育講座の教員が受けて学生を派遣する方法をとった。社会人大学院生が特別支援教育コーディネーターとしての役割を演じさせ,それぞれの学校での中間指導にあたり,現場復帰した後の活動の参考となるよう配慮した。具体的には,学生の直接指導だけでなく,派遣校へのニューズレター(通信)を作り,学生への指導あるいは派遣についての啓発を行った。

 視覚障害教育相談会の実施:広島県備三地区の視覚障害児を対象として,社会福祉法人福山六方学園地域生活支援センターと協力し,福山市において原則として月1回の視覚障害教育相談会を開催した。

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平成16(2004)年度 活動報告

講演会

演 題: LD,ADHDに関する医学的研究の最新の動向
講演者: 筑波大学人間総合科学研究科
宮本 信也先生
期 日: 2005年3月5日
対 象: 学校教員,保護者,学生
参加者数: 約100名

教育相談活動

1.教育相談件数

障 害 名 人 数 のべ件数
視覚障害  17 174
聴覚障害   1   1
言語障害   4  30
知的障害   1  34
自閉症   2  44
軽度発達障害  32 291
総 計  57 574

※ 平成16年4月から平成17年3月まで

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平成15(2003)年度 活動報告

広島大学特別支援教育フォーラム

テーマ: 今後の特別支援教育の在り方について
主 催: 広島大学大学院人間社会科学研究科附属障害児教育実践センター
広島大学大学院教育学研究科障害児教育学講座
共 催: 広島大学大学院人間社会科学研究科附属教育実践総合センター
広島大学大学院教育学研究科幼年教育施設
広島大学大学院教育学研究科心理臨床教育センター
後 援: 広島県教育委員会
広島県障害児学校校長会
日 時: 平成15年6月22日(日),9時30分~16時00分
会 場: 広島国際会議場 ダリアの間
主 旨: 21世紀の特殊教育の在り方について(最終報告)と今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)によって,新しい教育体系が文部科学省によって明示された。これからの特別支援教育とはどのようにものなのか,小中学校の通常の学級と特別支援教育の連携をどのようにしていくのかが大きな課題である。最終報告を受けて広島大学の教員養成,広島県の特別支援教育は今後どのようにあるべきかを議論し,現場は何を考え,何を行わなければならないか話し合い,広島から発信できる新しい動きを立ち上げるきっかけをつくる。
プログラム: 第一部:今後の特別支援教育の在り方について
今後の特別支援教育の在り方(最終報告)について:文部科学省から
(文部科学省初等教育局特別支援教育課 内藤敏也企画官)
今後の特別支援教育の在り方(最終報告)の意味について
-パラダイムシフトとしての最終報告:社会・経済的観点と国際比較から-
(広島大学大学院教育学研究科障害児教育学講座 落合俊郎)
通常の教育からの意見
-パラダイムシフトとしての最終報告:社会・経済的観点と国際比較から-
(広島大学大学院教育学研究科学習開発学講座 林孝)

第二部:よりよい教育をめざして:パネルディスカッション
LD児の保護者から
重度・重複障害児の保護者から
ことばの教室担当者から
広島県教育委員会から
広島県障害児学校校長会から

教育相談活動

1.教育相談件数

障 害 名 新規相談件数 過年度からの継続相談件数
 2  6
弱視  3  7
吃音  7  7
構音障害  1  0
広汎性発達障害  1  2
学習障害  2  0
LDサスペクト  1  0
自閉症  8  0
軽度知的障害  4  0
ADHDサスペクト  1  1
総 計 18 23

2.のべ相談回数
 平成15年4月1日から平成16年2月末日までののべ相談回数は497回であった。

3.来談者の居住地別内訳

地  域 人  数
広島県
東広島市
賀茂郡
呉市
安芸郡
豊田郡
広島市
三原市
尾道市
福山市
三次市
高田郡
深安郡
岡山県
倉敷市
島根県
徳島県
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平成14(2002)年度 活動報告

教育相談活動

1.教育相談件数

障 害 名 新規相談件数 過年度からの継続相談件数
 2  6
弱視  3 10
吃音  7  0
広汎性発達障害  1  0
学習障害 23 14
自閉症  8  2
高機能自閉症  1  0
アスペルガー症候群  1  0
軽度知的障害  4  2
難聴  1  0
総 計 51 34

2.のべ相談回数
 平成14年4月1日から平成15年2月末日までののべ相談回数は496回であった。

3.来談者の居住地別内訳

地  域 人  数
広島県
東広島市 25
賀茂郡  5
呉市 14
安芸郡  2
豊田郡  2
広島市 18
廿日市市  2
三原市  1
尾道市  4
福山市  6
山口県
岩国市  1
岡山県
岡山市  1
倉敷市  1
大分県
大分市  1
大阪府
大阪市  1
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